虎ノ門・麻布台プロジェクトA街区

森ビル(株)と日本郵便(株)が組合員となっている「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」のA街区は、地上64階高さ約323mに達する複合ビルで2022年4月21日上棟を迎えました。

「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」は区域面積約8.1ha、A街区のほかB街区に2街区、C街区には4街区と合計7つの街区があり、B-1街区とB-2街区にも高さ200m以上の超高層建物が完成します。C街区は地上2階建て~8階建てとなり中低層建物を配置するブロックです。

総住宅戸数は約1,400戸となり、オフィスは約213,900m2、商業施設が約150店舗、ホテルは約120室、ほかにインターナショナルスクールや文化施設が設置され、約6,000m2の中央広場も整備、総事業費約5,800億円の大きなプロジェクトです。

この地区は土地が細分化されており老朽化した木造建物が多く、街路は細く防災上の課題がありました。また周辺市街地は起伏の大きい地勢であり、住民や歩行者の安全性と快適性を確保する必要もありました。

計画地は森ビル開発の「アークヒルズ」に隣接しており、六本木ヒルズと虎ノ門ヒルズの中間に立地します。

虎ノ門・麻布台プロジェクト

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 計画図1(東京都 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業より)

今般上棟したA街区の概要は次のとおりです。

【建築概要】
敷地面積:約24,100m2
延床面積:約461,400m2
構造規模:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造地上64階地下5階建

【建築用途】
地上7階まではインターナショナルスクールおよび慶應義塾大学予防医療センター(仮称)となる予定であり、7~52階はオフィス(総面積約204,000m2)、54階~64階は「アマンレジデンス東京(総戸数91戸)」となり、居住者専用スパ「アマン・スパ」が整備されます。

地下1階~地下4階は商業施設フロアとなり、ファッション・インテリア・ウェルネス・レストランなどがレイアウトされます。

元記事はR.E.port

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