新人営業マンが4年目でトップセールスに【トップセールスへの道】④

私の所属する朝日リビングは、一都三県11営業所があり正社員は約120名、パートタイマーなど含めると300名規模の会社です。

私は2000年に入社してから、4年目で「トップセールス」となり、8年目で「所長」へ昇進しました。

ちなみに、所長になった後も営業マンとしての活動は継続しており、2017年と2020年には営業所としての成績1位もキープしながら、個人成績でもトップセールスを獲得しています。

チーム・個人問わず実績を積み上げ、現在は11営業所を任される「統括指導者」という立場になっております。

この『トップセールスへの道』というシリーズでは、業界歴20年の経験を活かし、ありがちな「過去の栄光にすがる指導者」ではなく、常に最前線で成績を上げ続けたノウハウを伝授してまいります。

入社して4年目、ついに社内トップセールスマンになりました。

当時は今よりの営業所の数が2営業所多く、140名ほどいたのですがその頂点になったので、今回の記事ではその当時の事をまとめました。

※前回記事はコチラから

トップセールスになりたい方必見「訪問査定アポイント取得トークスクリプト

一括査定を利用して売却案件を獲得するには「訪問査定のアポイントを獲得すること」が必須。アポイントをとるための電話の想定問答ができていれば訪問査定の取得確率を高めることができます。

※無料でダウンロードいただけます。

トップセールスになって経験した3つの事

①年間68契約!

この4年目の年は、契約件数68件という記録を作り、大変忙しい年となりました。

この年、実は世界的な不況で、日経平均株価も7,000~8,000円台で不動産の流通もとても良くない時代でございました。

このような時代で、これだけの契約件数をこなせたのは、新人ならではの低価格帯を主として契約していたからです。

契約もこれほどすると、ほとんど休みが取れず2月3月の2ヶ月で2日間しか休みをとらなかった記憶がございます。

今と違ってコンプライアンスなど浸透していない時期なので、毎日の仕事終わりが平均して夜中の2時~3時。

一番遅かったのは朝の7時に仕事が終わり、シャワーを浴びて1時間仮眠して出社なんてこともございました。

②1ヶ月で14契約!

年間スタートの1ヶ月目が、14契約からスタートしました。

この月は12月で、実は新婚旅行のために一週間休みをとっており、実働日数のほとんどの日に契約が入っておりました。

おかげで新婚旅行は寝不足で、移動中のほとんどを寝て過ごし、景色など眺められなかった記憶がございます。

この最初の14契約というロケットスタートにより、トップセール競争の波に乗ることが出来ました。

1日最大4契約もこの時に経験。

また申込から5時間後に契約ということも、この時に経験しました。

③1ヶ月20決済!

12月に契約した分が3月に集中し、1ヶ月20決済も、1日4決済も経験しました。

この決済に向けての準備が特に大変で、売主様・買主様・司法書士・自分の予定すべてを調整しなければならず、大変苦労したのを覚えています。

この時期には、三井住友銀行 大宮支店で住宅ローンの取り扱いが一番多かった営業マンにも選出されました。

トップセールスになった3つの考え方

①トップセールスを目指すための心構え

まずは「人生をかける」という意気込みが必要になります。

私は有言実行タイプなので、まずはこの年が始まる前に「言葉」に発し、その言葉によって自らを奮い立たせました。

周囲や本社の人にも「今年はトップになります」と宣言していたこともあり、四六時中不動産の営業の事だけを考え、まさに「人生をかけた」一年となりました。

皆さんもぜひ、一年でいいので一度は「人生をかけて」真剣に仕事に向き合って下さい。

その一年は人生を大きく変える一年となるはずです。

トップセールスの教え
「人生で一度は自身の営業の事だけを考え人生をかけてみよう」

②営業マンとして一年を計画的に過ごす

今回のお話は、ここが一番重要になります。

営業の世界は1ヶ月の業績ではなく1年の業績が評価されます。

これは不動産だけではなく、どんな職種であれ、おそらく1年単位が会社の評価基準になっていると思います。

1年でどれだけ出来るか・・・

これを逆算して、1年の始まる3ヶ月前を準備期間とします。

よって、人が1年かける業績を9カ月でやらないといけないという方程式が生まれます。

考え方なのですが、この9カ月の業績上げるための準備を前の3ヶ月に行うという意識により、初月のロケットスタートを実現する事が出来ます。

私の場合は、前年の契約件数から逆算して、前の3ヶ月で出来る限りの媒介をとる営業を行い、前年スタート時点の媒介依頼件数の「倍」の数を保有しながらスタートしました。

また、週末の仕掛けを3つ用意し、3か所の現地販売会を毎週行って、購入希望者の獲得も、前年比の倍に跳ね上がりました。

この効果により、年間68件もの契約を行うことができ、トップセールスの仕事量も経験できたのが、この1年においてもっとも価値のあるものとなりました。

トップセールスの教え
「年間スケジュールを3ヶ月前倒しで行い業績は9カ月で勝負する」

ぜひ実践してみてください。

③営業マンとしてのライバルは?

営業マンとしてのライバルは「自分」という意識で、その1年は挑みました。

前年は全社平均で中の下あたりだったのですが、意識を同期の社員から自分に切り替えました。

会社が定める「最低ノルマ」というのが、どの会社でもあると思います。

1年間でその最低ノルマをクリアするのではなく、1年のスタートした時から「どれだけ早く最低ノルマをクリア出来るか」という考え方で行いました。

この考え方だと営業成績VS自分という勝負になり、最低ノルマをクリアするまで走り続ける事が出来ます。

ウサギと亀の話ですが、結局の所、ウサギはゴールしてから昼寝をすれば良かったという理論で、会社も最低ノルマをクリアしたら、その1年間はその社員に対して何も言えなくなるのです。

そんな理論の下で、この4年目は約6ヶ月で年間最低ノルマをクリアしました。

そうすると、残りの6ヶ月は気持ち的に楽になり、また1年の始まる3カ月前から「準備」が出来ます。

この「考え方」一つで精神的に楽になり、上位をキープできるので、是非、営業職の方はこの考え方を実践してもらえればと思います。

トップセールスの教え
「最低ノルマ(ゴール)まで最短期間でクリアすべし」

次回は入社5年目、トップセールスを維持する実践編になります。

【E-BOOK】訪問査定アポイント取得トークスクリプト

トップセールスになるためにはアポイントを取ることが非常に重要です。

ミカタストアでは「高確率でアポ取りできるトークスクリプト」を無料で公開しています。

一括査定を利用して売却案件を獲得するには「訪問査定のアポイントを獲得すること」が必須。

アポイントをとるための電話の想定問答ができていれば訪問査定の取得確率を高めることができます。

トークスクリプトの特徴
  1. 不動産素人でもアポがとれるトークスクリプト

  2. 電話の仕方が具体的にわかる

  3. 今日から使える

下記の項目に少しでもお心あたりのある方は、是非「訪問査定アポイント取得トークスクリプト」をダウンロードしてみてください。

  • なかなかアポが取れない
  • 一括査定で他社に負ける
  • トークが型化されておらずブレがある

    無料DL 訪問査定アポイント取得トークスクリプト

    【今すぐ視聴可能】実践で役立つノウハウセミナー

    不動産会社のミカタでは、他社に負けないためのノウハウを動画形式で公開しています。

    Twitterでフォローしよう

    売買
    賃貸
    工務店
    集客・マーケ
    業界NEWS