(公社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)は会員向けに、新流通システム「ハトサポBB」を7月13日から稼働させると発表しました。
「ハトサポBB」とは、2021年に「ハトマークグループ・ビジョン2025」にて公表していた会員支援プラットフォームであり、これまで一般向けサイトの「ハトマークサイト」で行われていた会員間の情報流通機能を移管し、会員の業務デジタル化を図り会員が取組むDXのサポートを行うシステムとなります。
現在、ハトサポサイトには約8万IDと約3万5千件のアクティブユーザーがおり、「ハトサポBB」はIDを共用します。「ハトサポBB」では管理会社や元付業者が物件登録をすると、レインズや全宅連会員間流通サイト、そして一般公開サイトや民間ポータルサイトにも出稿できるようになります。
協会のねらいとしては、レインズへの出稿がワンストップで可能なことから、レインズ登録のツールとしての利用を図り、将来的にはレインズ並みの物件数を確保し、一般向けの反響にもつなげたいとしています。
さらに登録データにもとづいた内見予約システム、入居や買付申込み、家賃保証と少額短期保険申込みを「ハトサポBB」から行えるよう、ウェブ申込システムを実装する予定です。
また現在のハトサポで提供している「クラウド型契約書作成ツール」と連動させ、重要事項説明書および契約書作成の負担軽減も図っていきます。
7月13日には先行リリースとして、物件登録・公開、会員間流通サイトでの公開、ウェブ書式作成システム連動、レインズ出稿を稼働させます。9月14日にはウェブ内見予約システム、ウェブ申込システム、全宅連一般公開サイトと民間ポータルサイトへの出稿を予定しています。
さらに電子契約システムの実装を11月1日から行う計画となっています。
元記事はR.E.port