大和地所レジデンス株式会社は、同社初となる定期借地権付きマンション「ヴェレーナグラン門前仲町」の販売状況を公表しました。
「ヴェレーナグラン門前仲町」は東京メトロ東西線門前仲町駅から徒歩3分、都営大江戸線およびJR京葉線からも徒歩圏と好立地であり、ファミリー向け新築分譲マンションとしては10年ぶりという希少性もあり売れ行きは非常に好調です。
さらに定期借地権付き物件のため価格が抑えられていることも、強い反響の原因と分析しています。
「ヴェレーナグラン門前仲町」は地上12階建て総戸数75戸、間取りタイプはすべて3LDKで専有面積は約63~108m2、平均単価は坪あたり410万円と敷地所有権と比較すると割安になっています。
定期借地権は72年間と、ほぼマンションの経済的耐用年数と一致しており、マンションを資産として所有せず利用するという観点から評価する人にとっては有力な選択肢と言えるでしょう。
現在の販売状況は9割を超えており、人気の高い物件の抽選倍率は7倍になっています。顧客の属性は約半数がDINKSなどの2人世帯で、世帯年収は1,500~2,000万円が中心です。
江東区からの来場者が多く全体の6割を占め、地元の門前仲町周辺が大半となっています。
定期借地付きマンションは資産価値の面ではネックとなることがありましたが、高水準の品質を維持し立地条件もよいと、価格の割安感から定借物件に対して同社は自信を得たようで、今後も定借物件に挑戦していきたいとしています。
元記事は住宅新報web