どこの不動産業者もエリアを絞ってマンション仕入れを行うことがほとんどですが、エリアを絞るだけでなく、さらに重要なポイントが専属担当者を設定することです。
今回は物上げのエリアを専属担当者にするべき3つの理由をご紹介いたします。
参考ちなみにエリア自体の選定は自転車で回れるエリアが理想的です。
マンション仕入れエリアを専属担当者にする3つの理由
- 社内でのバッティングを防ぐことができる
- 担当者の責任感を醸成することができる
- 成果がわかりやすく、モチベーションの向上につながる
1.社内でのバッティングを防ぐ
多くの不動産会社では営業マンに自分の好きなエリアを決めてもらい、自由に活動してもらっていますが、これはNGです。
社内でエリアがバッティングしてしまうと、同じ物件にアプローチしてしまう可能性もあり、さらに成果が誰のものか不明確になってしまいます。
社内で揉めることがないように必ずエリア担当者を決めましょう。
2.担当者の責任感を醸成することができる
エリアを決めることで担当者の責任感が出てきます。
このエリアは自分しかタッチしていないため、人のせいにできないですし、成果が上がった場合も担当者の力となります。
ポイントエリアへの愛着も湧きます。
成果がわかりやすく、モチベーションの向上につながる
先述した通りですが、エリアで成果が上がるとその人個人の力のため、成果がわかりやすく、営業マンのモチベーション向上にもつながります。
エリア専属担当者制の悩み
エリア制は非責任を明確にし、モチベーションを上げる効果がありますが、一方で、「あのエリアは上がりやすい」「このエリアは貧乏くじだ!」といった不公平感を与える可能性もあります。
解決策としては
- エリアごとにノルマを変える
- 一定期間で担当エリアをシャッフルする
といった取り組みも必要になってきます。
具体的なエリア専属担当者の設定方法
エリアを決める際には同じ路線で3駅程度にすることをおすすめします。
同じ路線内にすることで自転車での移動も簡単ですし、そのエリアならではの空気感を早めに得ることができます。(自転車であれば早ければ5分程度で隣の駅につきます)
- 担当者A:山手線で鶯谷・日暮里・西日暮里の3駅分
- 担当者B:総武線で浅草橋・両国・錦糸町の3駅分
- 担当者C:総武線で亀戸・平井・新小岩の3駅分
上記のように一人が3駅程度程度担当することが理想です。
まとめ
マンションの仕入れを行う際にはエリア専属担当者制が非常におすすめです。
エリア専属であれば、責任感やモチベーションのアップにもつながり、比較的早く結果が出てきます。
本ページで紹介したのは実際にマンションの仕入れ(物上げ)で成果を上げた方法ですので、もし今エリアを決めずに仕入れを行っている業者様はぜひ取り入れてみてください。