不動産会社社長の「人」に関する悩みの解決策

不動産会社の社長は孤独とよく言われます。

何故かというと、相談できる人がいない、部下からわかってもらえない、責任を分担できる人がいない、などの悩みを抱え孤独感を感じています。

しかも、悩んでる姿を立場上部下や周囲に見せるわけにもいきません。

その為、不安や孤独に押しつぶされ、うつ病にかかってしまう人も多くいらっしゃいます。

私も仕事柄、年間数百社の不動産会社の社長とお話をしており、お悩みをご相談いただく機会もございます。

お聞きしていると、お悩みのほとんどは、「人」か「お金」に集約されています。

そこで今回は不動産会社社長の「人」に関する悩み可視化し、ある程度の解決策をお伝えさせていただきます。

※お金に関する悩みの解決策は下記記事を参照ください。

不動産会社の経営を行う上でコストカットできる5つの部分

[理想論]と言われるとそれまでですが、理想を掲げるのが社長の仕事と私は思っています。

社長の理想以上に会社はよくならないので。理想に対してあとはどう行動を落とし込むかが大切です。

不動産会社社長の「人」に関する悩みの解決策

・戦力になったと思ったら辞める
・できる人材を採用できない
・社員が期待通りに働いてくれない
・社員の不平不満が多い
・社員に方針・考えが伝わらない
・社員に任せられない

不動産会社(特に仲介)は労働集約型のビジネスとよく言われます。

要は社員の頭数がそのまま売上に直結するということ。

ただ、実際は社員が平均的に売上をあげることはなく、パレードの法則通り店の8割の売上を2割の営業マンが稼ぎ、2割の売上を8割の営業マンで稼ぐという構図になりがちです。

そこででてくる問題が、

・戦力になったと思ったら辞める
・優秀な営業マンが辞める

という問題。

また、そこに問題を感じて手を打っている不動産会社の社長もいらっしゃいます。

平均売上を底上げするために、仕組み(管理システムやマニュアル)を導入したり、コンサルを入れたりが代表的な打ち手です(特にFC加盟店の不動産会社社長に多くいらっしゃる印象です)。

ただ、そこで出てくるのは、

・社員に方針・考えが伝わらない
・社員が期待通りに働いてくれない
・No2が育たない

という悩み。

結局任せられる人が育たず、社長がTOP営業マンとして店の数字のほとんどを作ってしまい、働かない社員に更に不満を募らせるという悪循環が生まれてしまいます。

不動産会社社長の「人に関する悩み」は、どう解決すべきか

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ではどうやって、人の問題を解決すればいいのでしょう?

※マネジメントという切り口もあります。今回は社長自身の心構えをお伝えします。マネジメントについての詳細は下記記事をご参照ください

売れない不動産営業マンのマネジメント方法

シンプルな答えは「自分が辞めない会社を作ること」です。

ほとんどの不動産会社の社長は、どこかの会社に勤めて独立されているかと思います。

まず、その時何故独立したかを思い出してみてください。

・給料が安い
・これだけ数字をやってるのに待遇がよくならない
・社長に何を言っても理解されない
・社長の気分に左右されるのがいや

そこのような不満をモチベーションに、一念発起して独立されたのではないでしょうか?

こういった負の感情をモチベーションに変えられることは、経営者としての素質があります。

誰でもできることではなく、とても素晴らしい能力です。

ただ、一度ご自身の会社を見てみてください。

社員は今の会社をどう思っているでしょうか?
同じようなことを思っていませんか?

ご自身が辞めた理由と同じことをしていたら、社員がついてこない、辞めてしまうのは当たり前です。

一度客観視して自分の会社を見てください。

そこに問題が隠されてます。

社員との心の距離を近づけよう

ただ、客観視してもなかなかすべては見えてきません。

それは社員との距離が遠すぎることが問題だったりします。

私も不動産会社勤務時代経験しましたが、よくある不動産会社は「社長とそれ以外」という構図になりがちです。

要約すると「数字ができるやつが偉い」という構図です。

不動産会社の社長はもともと優秀な営業マンであることが多いため、数字至上主義の不動産業界でそうなりやすいのは理解してますが、会社の機能として考えたら社長はただの意思決定機関。

本来は社員も含め全員同列なはずです。

自分は数字ができるという自負は自身にも繋がりますし、事業の推進のためには必要ですが、それが態度に出てしまうと良い影響は与えません。

委縮して自分の意見を言えない社員か、反発して転職or独立する社員が出てくるだけです。

まず自分自身の行動がそうなっていないか見直してみましょう。

それができたうえで、月に1度はフラットな場で社員とさし飲みしたり、話を聞くという機会を作ってみると、時間はかかりますが社員の本音が聞けるかもしれません。

本音が聞ければ、意外なことがボトルネックだったりします。

100人規模の大企業でもない限り、社員の声に耳を傾けていただければと思います。

マネージャーは社長をどう思ってるか

反対にマネージャークラスが社長に対してどんな不満を持っているかが分かれば、社長も対策ができます。

マネージャーの方からよく聞く話は、「こういった施策をやりたいんだけど、社長の承認が下りない」という相談。

結果やりたいことができない不満を抱え、転職していってしまう現場を多々見てきました。

この原因は結論から言うと、前提条件のすり合わせができていないこと。

マネージャーの目標は店の売上を伸ばすこと。なので、攻めの施策に目が行くのは当然です。

反対に不動産会社の社長は守りも考えなければいけません。会社の財務状況、現在の仕掛不動産の状況、決算のタイミングの金融機関への見せ方を加味して意思決定をしています。

社長からすると、「とはいっても現状無理よね?」ということも多々あるはず。

お互い、見据えてる目標や、基となる情報が違うため、一概にどっちが悪いということはありません。

何故そう考えているのかのすり合わせでしか、この問題を解決できないのです。

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まとめ

今回は私が実際にお聞きした不動産会社社長の「人」に関する悩みの解決策をお伝えさせていただきました。

当たり前のことばかりで、「すでにそんなこと知ってるわ!」と言われそうな気がしてます。

ただ、知っていても現状問題が出てしまってるということは、行動ができていないということ。

どんな会社にしたいかの理想を掲げ、行動していくことに価値があります。

現状に対して不満を感じるのではなく、改善点=伸びしろと捉え、是非行動を起こしてみてください。

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