不動産買取再販業者として独立・起業を考えていますが、何か注意すべき点はありますか?|不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。
株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「不動産買取再販業者として独立・起業を考えていますが、何か注意すべき点はありますか?」というお悩みを取り上げます。
不動産買取再販業者として独立するにあたって一番大切な事は、買い取り資金の準備です。
それに関しては金主さんを見つけてから独立し、金融機関からの信用が出来れば借り入れを行う事になりますが、本コラムではそのような資金調達には触れず、それ以外で注意すべき点を考えていきたいと思います。

不動産買取再販業者として儲けるためには、何と言っても「買取物件情報」の質と量が大切です。
いい物件情報が入ってくるルートがあっても、年に一回くらいしか買えないのであれば、そのルートだけで商売する事は難しいですし、質の悪い(情報の古い・先が多い・競合が多い)物件情報は、何件あってもモノになりません。

今、このコラムを読んで下さっている方の中には、大手不動産会社から不動産買取再販業者として独立を考えておられる方もいらっしゃると思います。
独立後は「古巣(今、お勤めの大手不動産会社)からの物件情報」で何とか仕入れが出来ると思っておられるかも知れませんが、私の知りうる限り、その考え方は危険だと思います。

大手不動産会社での肩書が部長だろうと、次長だろうと、課長だろうと、店長だろうと、外に出てしまえばそんな昔の肩書には何の意味もなくなってしまします。
肩書に胡坐をかいて下の人間にきつく当たっていた人は、独立後、大変なしっぺ返しを食らうかも知れません。
逆に、下の人の面倒をしっかり見ていた方も、その「下の人」が恩義を感じる方だとは限りません。
同じ会社の上司や先輩だったからこそ付き合ったいただけで、いくら面倒をみて下さった方とはとはいえ、外部の人間になれば態度を変える恩知らずも、世の中には驚くほど沢山いますから。

不動産買取再販業者として独立されるなら、「今の人脈はアテに出来ない」との覚悟を固め、「スピード感のある価格回答と高値提示」のみが、仲介業者から選ばれるポイントであると認識しましょう。

又、以前なら仲介営業担当者が買取再販業者に物件を持ち込む際は、「再販価格の目安」も提案してくれたものです。
「社長、出口〇〇〇〇万円で行けると思いますので、〇〇〇〇万円で買い取って貰えませんか?」と出口を示して貰えれば、買取金額を出す時にも安心感がありました。
しかし、今の若手仲介営業担当者、特に大手の若手仲介営業担当者は、一括査定サイトの査定対象物件情報をポンとメールで送ってきて「社長、いくらで買ってくれますか?」と丸投げで相談される方が多くなって来ました。

一括査定サイトの反響客に対しその買取価格を伝えて、売主様が納得されれば買取契約。
売主様が納得されなければそのまま放置。
そんないい加減な不動産売買仲介営業担当者が日本各地で激増中です。

つまり、買取再販業者として独立する為には「的確な再販価格(出口価格)」を自分自身で算出する必要があります。
「今は、コンピューター査定やAI査定などもあるから、多少知らないエリアでも出口価格は分かるんじゃない?」と思っておられるかも知れませんが、ご存知の通り、これら機械で自動的に算出する価格はまだまだ信頼を置けるレベルには達していません。
ご自身の「不動産さん屋としての目利き」に自信が持てるエリアや物件でなければ、不動産買取再販事業を展開する事は難しいでしょう。

そして、最後に一つお伝えします。
私のクライアントにも「【元】買取再販専業業者さん」だった方が何人かいらっしゃいます。
今は買取再販専業ではなく、エンドユーザーさんも相手に営業をなさっているのですが、皆さんが異口同音におっしゃるのが「いくら儲かっても、業者ばっかり相手にしていたら空しくなる瞬間がある。やはり少しはエンドさん相手の商売もしたい」という事です。
まぁ「いくら儲かっても…」とは贅沢な悩みですが、このような心境なられる方も多いようです。
あなたにも「贅沢な悩み」で悩む日が訪れる事を願っています。

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