求人を出しているけど応募が来ない・・と嘆く不動産会社は非常に多いです。
全業界で年間300万人が転職している現代社会で求人に応募がないのは必ず会社側に原因があります。
今回は応募が来ない会社が見直すべきポイントをご紹介します。
求人を出しても応募が来ない不動産会社が見直すべき7つのこと
- 求人広告の文言がありきたり
- ホームページに社長の顔すら掲載されていない
- 求職者に対してのレスポンスが遅い
- 社内の雰囲気がどんよりしている
- 面接を”応募者を見極める場所”だと思っている
- 面接後に求職者に何もアクションを起こさない
- 求める人材レベルが高すぎる
求人への応募が来ない不動産会社は必ずいずれかに当てはまります。
1.求人広告の文言がありきたり
まず応募が来ない場合は求人広告を見直しましょう。
どの求人サイトも今や「業界別・職種別求人テンプレート」を用意していますので、それに当てはめて作っているだけの不動産会社も多いですが求人広告の文章がありきたりだと会社の魅力が伝わりません。
注意「高年収」「役職」や応募をあおるような求人は「ブラック企業認定」されやすいです。ほかの点で他社と差別化できるような強みをさがしましょう。
2.ホームページに社長の顔すら掲載されていない
求人を見てくれた人は、100%といっていいほど会社のホームページを閲覧します。
その際にホームページが古かったり、情報が少なすぎると応募をためらいます。
特に重要なのが、社長の顔写真です。
人は求人に応募する前に、どういった会社で、どのように働くかをイメージします。これから勤めるかもしれない社長の顔すら掲載されていないと、なんのイメージも湧きません。
最低限社長の顔写真を掲載しておきましょう。
参考社長はもちろん、できれば全スタッフの写真があるのが理想です。難しいようであれば採用担当者の顔写真を載せましょう!
3.求職者に対してのレスポンスが遅い
レスポンスが遅い不動産会社は応募があっても採用できない傾向があります。
理由としては2つあります。
①一般的に求人の応募は複数社同時に行うことが一般的で、返事が早い会社でバンバン選考が進み、内定が出てしまい結果採用できない。
②求職者の温度が冷めてしまい、会社に興味がなくなってしまう。
求人の応募をした時には高い温度で応募してきたものの、返事が来ないことでどんどん志望意欲が失せてしまうパターンです。人を採用したいのであれば、お客様同様即レスで対応することをおすすめします。
ポイントレスポンスが遅いのは会社の信用にもつながります。遅くとも翌日には返事をしましょう!
4.社内の雰囲気がどんよりしている
応募者を面接する際、業務を行っているスペースを通過して面接室まで行く会社も少なくありません。
その時に社内の空気が重く、どんよりしていた場合、間違いなく人は採用できません。
人は直感的に、
と感じ取ることができます。(不思議)
社内の雰囲気が悪いのであれば、まずは社内の体制を見直す必要があるでしょう。
5.面接を”応募者を見極める場所”だと思っている
面接は”応募者を見極める場所”だと勘違いしている採用担当者も多いです。
↑これは大きな間違いです。
なぜかというと、質問することばかりに気を取られ、自社についてまったくアピールできないからです。
人を採用したければ、入社メリットを応募者に伝えるべきです。
面接は応募者を見極める場所ではなく相互理解の場です。
入社メリットをうまく訴求しつつ、応募者の考え方を確認し、自社に合う人材か判断するのが採用担当者の仕事です。
参考特に中小企業がこの面接をしたら、優秀な人材は絶対に来ません。(ほかの会社に行けばいいだけの話なので)
6.面接後に求職者に何もアクションを起こさない
面接が終わった後は、次の選考の案内をすればいいだけ、と思っている方も多いです。
これは非常にもったいないです。
人を採用したいのであれば、お礼のメールをこちらから送って、
といった口説きメールを送るべきです。
淡々と選考の結果を送るだけでなく、こうした口説き文句は応募者の心に非常に響きます。
※応募者がこのように思うのは、ほかの会社では行っていないからです。
採用を強化したいのであれば、積極的にこちらからお礼メールを送ってプッシュしましょう!
7.求める人材レベルが高すぎる
最後になります。
求める人材の理想が高すぎる会社は人を採用できません。
- 営業経験10年以上、もちろんトップセールス
- 他の営業マンのマネジメントもできる
- 営業だけでなく、マーケティング戦略もお願いしたい
- できれば新規事業もまかせれる人がいいな
- というか何もいわなくても会社に利益を生んでほしい
↑こんなことできるスーパーマンはとっくに独立しています。
特に人手が少ない中小企業は求める人材レベルが非常に高いです。
「人が少ないからいろいろ任せることができる人が欲しい」という考え方はわからなくもないですが、それを実際の採用の場で行ってしまうと人が採用できず、ずっと人が採用できない負の連鎖がはじまります。
高すぎる理想を追うのはやめましょう。
求人募集をしたい不動産会社におすすめの求人サイト
採用するためには必ず求人サイトへの出稿が必要です。
リクナビ・マイナビといった大手の求人サイトでも人は集まりますが、できれば不動産会社に特化した求人サイトに掲載することをおすすめします。(不動産業界を目指す人しかいないため)
こちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
【まとめ】改善しましょう
求人に応募が来ない不動産会社には必ず原因があります。
改善策 | |
求人広告の文言がありきたり | テンプレートは使用せず、魅力的なキャッチフレーズを考える |
ホームページに社長の顔すら掲載されていない | 出来れば全社員の写真を掲載(イメージしてもらうため) |
求職者に対してのレスポンスが遅い | 即レスを心がける(鉄は熱いうちに打て) |
社内の雰囲気がどんよりしている | 社内の体制を見直しましょう |
面接を”応募者を見極める場所”だと思っている | 自社のメリットを訴求しましょう (相互理解の場であることを忘れずに) |
面接後に求職者に何もアクションを起こさない | 口説きメールを送りましょう |
求める人材レベルが高すぎる | 高すぎる理想を追うのはやめましょう。 |
上記の7つを改善するだけで求人の応募は確実に来ます。
求人応募で悩んでいる不動産会社はぜひ実践してみてください。