【不動産会社のSNS活用法】集客単価をポータルサイトの10分の1にする方法①

ライトドアの代表取締役をしております澤井慎二と申します。

今回は不動産会社がインスタグラムを使って自社反響を獲得する方法について解説していきたいと思います。

まずは不動産会社様がSNSを活用するにおいて、様々な媒体の中でどういったものを使えばいいのかという大枠を説明した後、インスタグラムのアルゴリズムについて徹底的に解説をしていきます。

アルゴリズムの理解、インスタグラムで何を投稿していくべきか、どのように作成すべきか、そして最終的には反響獲得のためのノウハウを詳しくご紹介していきたいと思いますので、ぜひ集客力UPにお役立ていただければと思います。

不動産会社のSNS活用法について

1.不動産業界におけるInstagram立ち位置

    まずは不動産業界におけるインスタグラムおよびSNSの立ち位置についてご説明をさせていただければと思います。

    私は元々リクルート、SUUMOにおりましたので、基本的にはSUUMOやポータルサイトは活用した方が良いと考えております。

    基本的に住宅の購入を考えている、あるいは住宅で賃貸を探しているという「既に物件を探している方々」、いわゆる成約に近いお客様はポータルサイトに集まると考えます。

    ただ、ポータルサイトは各エリアで競合他社様が多く集まっているのが実態のため、1件の反響を獲得するにはコストが高くなるというのが基本大原則です。

    一方のSNSは、家を探す前段階の人にリーチをしていくことになるため競合が少なく、1反響あたりの費用が安く獲得できるメリットがあり、まだまだブルーオーシャンであるところも大きな特徴として挙げられます。

    ここのポイントとしては、1件の反響が獲得できたときにそのお客様というのは潜在層になるため、顕在層の方に動かしていくナーチャリング(顧客育成)作業がSNSの運用においては非常に重要ということです。

    2.各SNSの中でInstagramが良い理由

    LINEやTwitte、TikTokrなどいろいろなSNSがある中で、弊社はインスタグラムを不動産会社様におすすめしています。

    のちほどTikTokを使った訴求方法もお伝えしますが、インスタグラムが一番反響獲得しやすい理由というのをこの章では解説していきます。

    まず一番の機能としては「ストーリーズ」という機能。

    こちらは1日限定でフォロワーに配信する機能ですが、ストーリーズをうまく活用することでユーザーとのコミュニケーションが非常に取りやすくなります。

    ですので比較的反響が獲得しやすいというのが、インスタグラムの機能における一つの特徴になっております。

    もう一つ、TikTokとの大きな違いにもなりますが、プロフィールの設計が非常にしやすい点が挙げられます。

    ですので、このプロフィールの設計と投稿の内容でコンセプトをしっかり作り込むことができると自社のファンを獲得しやすい媒体になっています。

    インスタグラムはファンの獲得、ファンとのコミュニケーションを大事にできるよう開発をされていますので、ここの仕組みが非常に相性が良い媒体となっています。

    最終的にはポータルサイトに掲載せずとも、自社の物件あるいは客付物件でも自社の顧客基盤を活用することで物件に客付けをしやすくなるというのも、インスタグラムの特徴となっております。

    3.InstagramとTikTokの違い

    ではここで実際にインスタグラムとTikTokの違いについてお話し致します。

    大きくはシステムアルゴリズムと呼ばれるシステムが動いているアプリケーションなのか、AI機械学習が動いているアプリケーションなのか、ここが大きく違うところになってきます。

    どういうことかというと、インスタグラムはSNSの中で、潜在層を中心にお客様を獲得できるとお伝えしましたが、「インスタグラムはあくまで視聴者様が自分自身でインスタグラムで検索し、動画・画像に辿り着くため、良いアルゴリズムのアカウントが発見されやすくなり、固定客が生まれやすくなる」というのが特徴となります。

    ですので物件のエリアや、賃貸というワードを検索して顕在層にリーチができますので、確実な反響を獲得できるということです。

    ただし、AIや機械学習によってどんどん動画が拡散されるような仕組みにはなっていないので、拡散性は低いです。

    拡散性は低いですが、確実に顧客を獲得できるSNS媒体というのがインスタグラムになっています。

    一方のTikTokに関しては、完全にAI学習が行われています。

    ユーザーが動画を見てそれをスキップするのか、あるいは3秒以上その動画を見るのかによって、そのユーザーが何に興味があるかということを潜在的に評価をして点数化をしていきます。

    ですので動画をスワイプしていことでユーザーに合った動画が次々に出てくるようになるため、TikTokはよく時間が溶けるというような表現をされます。

    沼る状態が生まれやすくなるため、たまたま不動産に興味がある人を刺しに行ってその動画が良い内容であれば、どんどん拡散されていくというような特徴があります。

    そのため潜在層に拡散され、当たれば大量の反響を獲得できる媒体になっております。

    ですので、拡散性は高い反面、企画を間違えると自社の顧客になりづらいようなお客様が集まるといった点も特徴として挙げられます。

    4.InstagramとTikTokで訴求を変えることがお勧め

    なぜこのお話をするかと言うと、不動産会社様によってとるべきアウトプットの手段が、各SNSによっても違うからです。

    先ほどお伝えした通り、インスタグラムはシステムが稼働していて、ユーザーが検索してたどり着くというような行為が一般的です。

    そのためSUUMOなどと同じように「エリア×賃貸」「エリア×売買」が検索ワードとして多くなり、いきなり「相続」と検索する人はなかなかいません。

    ですので、我々はインスタグラムで反響を獲得するには物件ルームツアーがおすすめであり、圧倒的に検索ボリュームが多いと言えます。

    ただ一度皆様にも検索してもらいたいのですが、「エリア×賃貸」まで行くとルームツアーをしている不動産会社様は多いものの、そのエリアに特化した会社様は非常に少なくなってきますので、ここのスイートスポットをしっかり取ることが非常に重要になってきます。

    一方のTikTokに関しては、そもそもアプリの仕様を見ていただくと、検索窓というのは非常に小さくなっています。

    なぜならユーザーはそもそも検索をせず、若い子に聞いたところでは、TikTokで見て気になったらインスタグラムで検索するというような動き方になっています。

    TikTokはユーザーがどんどん動画をスワイプしている中で、偶発的に「私もそういえば親が相続になるんだ!」というタイミングで「そうなの!?なるほど!面白い」と思った動画がバズるというような形になるため、物件だと結構な確率でスキップがされやすくなっています。

    ですのでTikTokはノウハウコンテンツ系を配信するのがおすすめになっています。

    この違いをしっかり押さえておきましょう。

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