私が勤める朝日リビング株式会社は、一都三県に11営業所があり、現在創業48年(昭和47年設立)になる老舗の不動産業者でございます。
最盛期には26拠点ほどあったのですが、バブル崩壊・リーマンショックなどの影響を受け、ここ20年は11営業所にて横ばいに推移しており、経営は無借金・黒字経営の底堅い運営となっております。
今回紹介するのは「不動産テック」です。
12月より弊社では不動産テックをフル活用して、売上増を図ります。
この記事では、弊社が利用する7つのサービスをご紹介します。
私がさまざまなサービスを比較し選び抜いたものですので、ぜひご参考にお役立てください。
(※前回の記事はこちら「右肩上がりの経営戦略 ①」)
① 社内システムとコンバーター及びホームページ
まずは根幹的な部分である社内システムとホームページを大改造します。
弊社では「株式会社いい生活」「日本情報クリエイト株式会社」「株式会社イービジョン」などを活用しながら、ホームページは自社のシステム課で開発しておりました。
それぞれ、良い所もあるのですが「使い勝手」という部分と、実際に使用していて不満の声も上がっており、業務効率という面で改善する必要がありました。
ここ半年かけて様々な情報を収集して選んだ、来年から使用するサービスをご紹介します。
https://store.f-mikata.jp/ielove-cloud/
数十社検討している中、最終的に「株式会社ビジュアルリサーチ」「株式会社イービジョン」と競合しましたが、一番弊社の要望に近い最先端の技術が搭載されたシステムだと思います。
弊社の場合は賃貸管理も3000戸以上あり、その管理にはさまざまな機能を必要としますので、これらを実現できるシステムが必要でした。それが「いえらぶCLOUD」だったのです。
● ポータルサイトへ出稿する最新のコンバーター機能(らくらく登録は秀逸です)
● ホームページの連動でAPIを使用せず直接反映
● 反響自動取り込み顧客管理システム
● 管理者のデータや集計管理がグラフ化
● 物件から重要事項説明や契約書への連動
ホームページはSEO対策を取り込んだ機能になる予定です。
弊社では拡散力のあるYoutubeチャンネルも開設しており、ホームページとチャンネルとの連動も計画しております。
※朝日リビング株式会社のYoutubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCjw5lFFMYJb80akxyKAvCCA
補足ですが、最終的に悩んだ2社もご紹介します。
賃貸管理は最先端なので、賃貸管理を主としている不動産業者はお勧めです。
コンバーターが秀逸です。
ポータルサイトへの出稿がとても楽になり、また費用面もお安いです。
② 一括査定からの初期対応コールセンター
2020年12月より弊社が利用する「一括査定サイトからの反響に対する初期対応をコールセンターで行うサービス」です。
売却一括査定サイトに特化したサービスで、内容は
2. 連絡が取れないお客様は、最大14回の架電
3. お客様とコンタクトがとれた段階で、アポ取得の結果報告
約半年間で660件のデータを弊社にて収集し、成果については後日、公開いたします。
https://store.f-mikata.jp/shoki-call-center/
③ 売却顧客の自動追客
上記一括査定における反響のあったお客様で、机上査定や中長期顧客に対し自動でステップアップメールを配信。
2. 2年間で120通の追客メールを自動配信
3. 最初の3ヶ月は3日に1回、3ヶ月後は一週間で1回の頻度
営業マンは、短期顧客を追う傾向にあるので、中長期顧客に対しての追客は苦手です。
それをフォローするのがこのサービス。
これは使用してある程度期間の経過が経たないと成果が見えてこないのですが、これも後日、途中成果を発表します。
https://store.f-mikata.jp/stepmail/
④ 購入顧客の自動追客
こちらのサービスは、日々新規登録される新着物件を購入希望者へ自動配信するというシステムになります。
主に短期から中期までの購入者への効果が見込めそうです。
2. 顧客のアクションが可視化
3. 諸経費の自動計算
https://store.f-mikata.jp/propocloud-kai/
⑤ オリジナル査定書
弊社ぐらいの規模になると不動産売却時における「査定書」は見栄えのするものにしたいと考え、自社開発など試みたのですが、なかなか全店舗統一のものが開発出来ない事情がございました。
また査定書に凝る営業マンなどは、それに何時間もかかってしまうのも悩み所だったのですが、それを解決したのはこちらのサービス
2. カスタマイズが出来、オリジナル査定書が作れる。
3. 査定書の内容が充実している。
https://www.dg-c.co.jp/
⑥ 不動産データクラウド
不動産の情報収集先は「不動産流通機構レインズ」が主であり、他に国交省のデータなどを参考にするのが基本です。
しかし、問題なのはデータ上残らない取引などが数多くあること。
実際のところ、レインズだけだと大分、不足だと感じております。
それらを解消したのがこのサービス
2. 販売開始価格と成約価格、その販売期間や業者名が分かる
3. 価格の値下げ時期が詳細に見れる
https://store.f-mikata.jp/fdc/
⑦ 仲介業者と仕入れ業者をつなぐマッチングサービス
不動産仲介業者が売却時に「買取してくれないか」と売主から言われた時に、自社で買取をしていない仲介業者は買取再販業者への査定依頼を行います。
それをスムーズに簡単にしたのが、このサービス
2. 一括査定時のスピード勝負時に活用
3. その案件に強い業者が金額提示してくれるので競合時にも強い
https://sokketsu.jp/
まとめ
私は会社を発展させるために、様々な取り組みを行っております。
新しいこと、便利なことなどが不動産テックの強みなのですが、最終的にはお客様の喜びにつながれば良いことなので、これからも「不動産テック」を活用し、会社を伸ばす起爆剤になればと考えております。
これらのデータは後日、公開していきます。
最後に、色々と不動産テック業界の方々との人脈が出来たので、話を聞いてみたいなどございましたら、私「松尾」がご紹介しますので、気軽にご連絡下さい。
▼紹介サービスまとめ▼
用途 | |
いえらぶCLOUD | 社内システムとコンバーター及びホームページ |
一括対応初期対応コールセンター | 一括査定からの初期対応コールセンター |
追客自動化ステップメール | 売却顧客の自動追客 |
プロポクラウド | 購入顧客の自動追客 |
株式会社DGコミュニケーションズ | オリジナル査定書 |
不動産データクラウド | レインズより多い情報量 |
ソッケツマッチングサービス | 仲介業者と仕入れ業者をつなぐマッチングサービス |