不動産ツイッタラーの関田タカシです。
<不動産のミカタ>サイトでフォロー「お勧めアカウント」認定頂いたことで、一晩でフォロー通知を一杯頂きました。
ありがとうございます。
↓記事↓
「不動産営業マンならフォローしておきたいTwitterアカウント6選+α」
さて、近頃ではツイ取引なるワードも散見されるほど、親和性が高いかもしれない、不動産従事者のSNS利用。
不動産の最新情報、特に「投資用不動産の融資動向」や「何処の業者がどんな仕掛けをしているか」という濃い情報が素早くGetできるという<情報収集>と、「人となり」を流し続けることから、集客に繋げるなどの<情報発信>、上手く活用できると特定分野の【情報通・情強】にいち早くなれる有用なツールです。
しかしながら、使い方を誤ると
・誰からも見向きもされずに寂しかったり
・飽きてしまって続かなかったり
と、楽しめずにフェードアウトしてしまう人も少なからずいるかもしれません。
私はインスタやYoutubeはほぼ触っていないので、Twitter特化型ですが、なんだかんだで、まもなく運用開始から10年を迎える私の「関田タカシ」アカウント、細く・長く・楽しくやってくることができた運用方針をまとめてみました。
1.原則的に不動産に絡むことしかツイートしない。
これは、Twitterで情報発信をするに際して、「何を中心にするか」という部分です。
それが筋トレ情報な人もいれば、漫画・アニメ特化な人、グルメ情報な人もいますが、私は軸を「不動産」と決めてツイートしています。
「これは美味しい!」という飲食店に出会ったときに、ついついその「一皿」の写真をアップしてウェイ感を出したくなるかもしれませんが、そのまま上げるのでは、ポリシーから外れるし、不動産関連ツイートを望んでいる側からして面白く有りません。
一例ですが
「これは美味しい!」⇒「この金額の何%がお家賃になるのかな?」
この考え方を文章に入れることであっという間に不動産ツイートです。
2.守秘義務は常に念頭に
不動産業界、個人情報の塊を扱う世界ですから、言うまでもなく「守秘義務」がついて回ります。
有名人・芸能人に会うこともあれば、その自宅を扱うことも有りえます。
顧客の本人確認書類はもちろん、源泉徴収票や確定申告書などの収入面まで全部把握する機会も少なくないので、それらにツイートで触れるのはタブー。
ツィートするなら本人にOKをもらって呟いたり、ものすごくボカします。
3.写真のアップには細心の注意
Twitterでも画像のアップは重要です。
文字ダケに比べて圧倒的なインパクトがあります。
ただ、アップする写真には注意。
意匠性(デザイン性)の高い物件に出会ったときや、とんでもない廃墟を超格安でGetできそうなときなど、写真に撮ってアップしたくなる気持ちは分かります。
ただ、その画像を上げることで、身バレや案件バレをしないかはチェックが必要です。
建物には肖像権はありませんので、「この一軒家素敵!」「このタワマン格好いい!」と写真を撮ってアップすること自体は問題有りません。
人物が写り込んでいる、特定される名前や住所、車のナンバーなどが写っているといった際には、スタンプを貼り付けるなど若干の加工を施しましょう。
何より買手ポジションとしては「今度この物件買います!」パシャっ!と写真をアップして、その画像から推測されて他の人に物件を攫われたりした日には目も当てられません。
4.自分しか知らないネタには気をつける
「貴方だけに」と開示される情報こそ、Twitterでの拡散に価値を感じるものの、本当に自分しかしらない状態のネタをアップすることは、それを開示してきた相手がそのツイートをみることで、容易に個人を特定されることに繋がります。
メールで数十名・数百名に一度に配信されているような内容であれば、そのTwitterアカウントが誰かを特定するのは容易では有りません。
5.政治的な話は触れない
政治の話に触れると、「敵」と見なされた人たちと不毛な争いに突入しかねません。
「こんなだから○○党はダメだ」とか、「何であの人達はブーメランが大好きなのだろう?」とか、思うことがあっても、その育てたいアカウントでは触れないほうが賢明です。
どうしても触れたいのであれば別に特化したアカウントを作るべきです。
6.○○が良い!悪い!の言い切りは避ける
一例ですが、投資用の一棟物件のネタなどでは、「利回り10%なら良い、5%なら悪い」なんていう表現はちょっと浅いです。
10%でも外房線の端っこであればアレですし、5%でも銀座の中央通りなら引く手あまたかもしれません。
こと、不動産においては、「住めば都」も事実であるし、「利益が出ないのは意味がない」のも事実。
その書き手・読み手のポジションと主観で良し悪しや成否は異なります。
また新築ワンルームマンションが投資として儲かりにくいというのはよく言われますが、それを売っている人たちもいれば、マイナスキャッシュフローであっても買って満足している人もいる…かもしれません。
これはツイートしたいな、というネタがあれば、「こんな物件買っちゃうなんて…」ここで止めておけばあとは『読み手の判断』です。
また、誰かがそんな気になるツイートをして、自分がレスポンスをする際も
・「よく買いましたね」(ダメなものをとは言ってない)
・「Oh…」(否定はしていない)
こんな感じで、『否定も肯定もしないまま同調する』のもテクニック。
7.顔を出すことのメリットとデメリットはよく考えて。
これはTwitterをどのように運用するかによってスタンスが異なりますが、顔出し・実名で運用していくのか、ペンネームで身バレせずに運用していくのか、ある程度入り口で決めておくべきです。
リアルな集客に繋げる、人となりを知ってもらって信用を得るためにTwitter等を活用したいのであれば、顔出しや実名でやっていくのはメリットです。
Youtubeやインスタグラムに繋げていくのも加工不要なので、楽になります。
ただ、「あの金融機関の担当者は使えない」とか、「あの仲介業者、ネジ飛んでるわ」とか、自分や誰かの失敗ネタなどを気軽にツイートできなくなる等「言いたいことも言えないこんな世の中」に自ら進んでいって、つまらなくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。
ほら、実名顔出しならピシッとしたスーツを着て「不動産とはなんぞや」という話をしてるほうが格好いいじゃないですか。「公庫水ちゅーちゅーしたい!」とか言ってる経営者ちょっとアレじゃないですか。
ペンネーム運用については、前項の実名と比べて、綺麗事だけではなく「言いたいことを言える度合い」が幅広くなるものの、何か良いことを言っても「あいつ誰だ?何者だ?」と、どうしても怪しさが付き纏います。
「人となり」が浸透してくれば、全宅ツイの面々や、Youtuberのラファエル然り、そのアカウントのペンネームの人格が形成されてきますが、そこに至るまでには一定の期間・ボリュームが必要です。
また、いざマネタイズ化をしようと集客セミナーしたり、講演会やらTV出演やYoutubeデビューしたり、という話になったときに「マスク被る?どうする?」と考えることになります。
まとめ
私自身も開始初期の頃と近頃でツイートする内容も変わっているかもしれませんが、とりあえずここ数年のところはこんな感じです(そりゃ10年すれば変遷するので、何か齟齬があってもご容赦ください)。
無理にツイートを発信しなくても、フォローするだけの情報収集ツールとしても、その日々の最新情報を取得できる便利なツール、上手く使うとお得なツイ取引まで見えてくるかもしれません。
ハマりすぎてツイ廃となって仕事が疎かになっても意味がありませんので、用法・用量にはご注意の上、お楽しみいただければと存じます。