長谷工グループは2022年度以降、同グループ(長谷工不動産・総合地所など)が設計着手する分譲マンションと自社賃貸マンションを、すべて「ZEH」化すると発表しました。
標準とするZEH基準は「ZEH-M Oriented」であり、住棟全体に含まれる住戸は強化外皮基準に適合させ、再生可能エネルギーなどを除き住棟全体で、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量を削減させます。
対象となるマンションブランドは次のとおり
1.「BRANCHERA(ブランシエラ)」シリーズ
2.「Renai(ルネ)」シリーズ
3.「BRANSIESTA(ブランシエスタ)」シリーズ
4.「LIVWIZ(リブウィズ)」シリーズ
などいくつかのシリーズを展開します。この取組みによりサプライチェーン全体におけるCO2排出量の削減に寄与するとしています。
これまで同グループの首都圏におけるZEHマンション取組みは、千葉県柏市の「ルネ南柏駅前」、埼玉県上尾市の「ルネ上尾」で実施してきました。どちらも「高層ZEH-M 支援事業」の活用事例となったものでした。
また沖縄県那覇市では、ZEH-M Oriented基準でBELS認証を取得した「ブランシエラ那覇曙プレミスト」が実績としてあります。
今後の住宅業界では、省エネ基準の適合義務化や省エネ基準のZEH基準への格上げ、さらに住宅性能表示におけるZEH基準を上回る等級設定など、2050年カーボンニュートラルを目指す取り組みが実施されるでしょう。
元記事は住宅新報web