YKK APは次世代に向けた商品開発のため実施した「住まいに関する意識調査」の結果を発表しました。調査対象は15歳から69歳の男女2090人でした。
調査結果についての分析では「Z世代」に注目しています。
まず「今後の住宅購入予定」については、Z世代の約6割が購入・所有したいと回答し、うち新築戸建ての希望が42.6%、新築マンションは26.8%と、Z世代では購入意向のある人の69.4%が新築を希望しています。
「希望する暮らし」についてはZ世代の36.3%が「ライフステージに応じた住み替え」を希望しており、大人世代が望む「同じ土地で長く暮らしたい」を希望する価値観とは反対の志向であることが注目です。
「理想の住まい」については、全世代において落ち着きがあり穏やかな気持ちで過ごせる空間が望まれていますが、Z世代では落ち着いた空間よりも「友人や来客とのコミュニケーションを楽しむ」空間を求めています。
また「仕事や勉強を効率的にできる」空間を望むZ世代が多く、コロナ禍によるライフスタイルの変化も現れています。
SDGsへの取組が企業レベルや個人レベルでも高い関心を集めるようになりましたが、調査結果にも表れておりZ世代は商品購入にさいし、製造・販売する企業の取り組み方を重視する割合が48.5%となっています。
次いでSDGsにつながる商品は、多少高くても購入すると答えたZ世代は42.1%おり、他の世代よりも環境や社会への意識が高い印象があります。
元記事は新建ハウジング