三菱地所株式会社はオーストラリアのシドニーにて、5つ星ホテルと高級住宅を複合させた開発プロジェクトを行うと、7月15日発表しました。
プロジェクト名は「One CircularQuay(ワンサーキュラーキー)」といい、現地開発事業者「Lendlease(レンドリース)社」との共同事業になります。出資割合は三菱地所66.7%、レンドリース社が33.3%となり、三菱地所がオーストラリアで展開する1プロジェクトとしては過去最大規模です。
開発地はシドニー空港から約12キロメートルの位置にあり、CircularQuay(サーキュラーキー)駅からは徒歩2分と好立地です。付近にはグローバル企業の本拠地が多く、両社や平安不動産(中国大手金融グループ)が開発する「180 George Street」が隣地になります。
「One CircularQuay(ワンサーキュラーキー)」は敷地面積が約4,100平方メートルで、地上59階地下6階総戸数161戸の住宅棟と、地上26階地下6階総客室数220室のホテル棟による構成です。
設計は隈研吾建築都市設計事務所等が手掛け、住宅棟はほぼ全戸からオペラハウスが見え、ハーバーブリッジも眺められるところがポイントです。また共用スペースにはプールやフィットネスジムなどが整備されます。
ホテルはヒルトンの最上級ブランドである「The Waldorf Astoria」が進出する予定です。なお着工は2023年、竣工は2027年の予定です。
元記事はR.E.port