不動産サービス一括査定サイト「リビンマッチ」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社は、全国の住宅会社のVRモデルハウスを集めたバーチャル住宅展示場「メタ住宅展示場」をオープンさせました。
「メタ住宅展示場」はネット上の仮想空間で、実在するモデルハウスをVR内覧できるオンライン住宅展示場であり、スマホやPCでゴーグルなしで内覧できます。
サイトを訪れたユーザーは4K画質で撮影されたモデルハウスや施工物件をVR内覧し、無料の問い合わせも可能になります。
現在は住宅会社7社が掲載されていますが、全国には約3万社の注文住宅会社があり、年間80万組の住宅展示場来場者をターゲットにしたビジネスを展開するとしています。
住宅展示場は全国に約350か所ありますが、今後「メタ住宅展示場」に参画する住宅会社が増加するとともに、さらに住宅展示場に出展していない中小の工務店の参画も見込めると、ユーザーの利便性は大きく広がると期待しています。
また住宅会社にとっては、従来のカタログ請求サービスとは違いVR内覧のデータ解析などから、ユーザーのイメージをより具体的な状態で把握することも可能になるメリットもあるようです。
注文住宅の市場規模は6.6兆円あり、新築住宅事業はIT企業の同社にとっても魅力あるビジネス領域となっていくでしょう。