既存住宅の流通活性化を目的として2009年7月に発足した一般社団法人リノベーション協議会は、現在正会員613社、賛助会員199社が参加しており、優良なリノベーション統一規格である「適合リノベーション住宅」を定めて普及を推進しています。
同協議会は2022年9月より「リノベーションコーディネーター資格制度」を発足し、資格取得を目指す受験希望者の募集を開始します。
初年度は同協議会会員企業の社員を対象にし、2023年以降は一般の方を対象にした制度にしていきます。
「リノベーションコーディネーター資格制度」が対象とするのは、リノベーション事業に携わる不動産買取や不動産販売・仲介、建築設計をはじめ、将来リノベーションに関わろうとする方に提供する予定です。
これらの業種に関わる方たちの所属企業では習得しきれない、建築・設計・不動産売買・金融・税制といった専門分野に関わる知見や、国が目指す循環型社会のための各種制度やあり方を総合的に学ぶことを目的とします。
リノベーションは中古住宅の機能や性能を向上させるとともに、ライフスタイルにあうよう住まい全体を見直し再生させることです。新築や部分的なリフォームとは異なり、定型化された技術では対応できない面もある複雑なものです。
同協議会ではリノベーションに携わる人材育成を強化し、良質なリノベーションの提供に寄与できるよう、本資格がリノベーション事業従事者に必携の資格となるよう活動していきます。
元記事はPR Times