独立系不動産ファンドのケネディクス株式会社は、旧耐震基準で築50年超のマンションをオフィスビルへ建替えるプロジェクトに着手しました。
当物件はJR吉祥寺駅前に立地しており、マンションへの建替えも期待できる好立地ですが、同社はファンドを組成し区分所有権の買収をすすめました。そのうえでマンション敷地売却決議により敷地を富国生命相互会社に売却、富国生命は当該敷地に地上12階建ての賃貸オフィスビルを開発します。
ケネディクスはプロジェクトマネージャーとして、富国生命から業務受託しプロジェクトを進めることになります。
区分所有権の買収にあたっては、プロジェクトに紐づいたノンリコースローンの調達と証券化スキームを活用し、スケジュール管理と権利調整に必要な費用を逆算的に見立てることができました。
その結果プロジェクトを円滑にすすめることに成功しています。
既存のマンションは旧耐震で危険性もあったことからすでに解体されており、建替えが必要になった築古マンションの再生手法として参考になる事例です。
建替えされるオフィスビルには、事務所、物販店舗、駐車場が整備され、環境配慮型のビルになる予定です。
元記事はR.E.port