大和ハウス工業株式会社が新築戸建顧客に提案する「残価設定型住宅ローン」が画期的な内容であることがわかりました。
同社が2022年10月1日より提供開始した「残価設定型住宅ローン」は、国土交通省が2021年に見直しをした住生活基本計画の「ライフスタイルに合わせた柔軟な住み替えを可能とする既存住宅流通の活性化」に寄与するものであり、(一社)移住・住みかえ支援機構(JTI)と日本住宅ローン(株)(MCJ)が共同開発したサービスです。
JTIが設定する残価設定月以降になると住宅顧客は、住宅ローン負債残高と同額での売却保証を受けることができ、返済額がこれまでの3~4割程度まで低減できるものです。
このサービスの活用で住宅顧客は35年間の長期返済負担や、売却時の残債不安から解放され住み替えの選択が柔軟に行えるメリットが生まれます。
人生100年時代を有意義に過ごせるよう、ライフステージに合わせた住み替えを可能にし、住宅取得者に寄り添った新しい住宅金融の姿を提案するものです。
顧客は「残価買取オプション」と「返済額軽減オプション」の2つから選択でき、将来の人生設計に合わせた住宅ローンの活用を図ることができるのです。
なお同サービスが適用できる住宅は「かせるストック証明書(定額型)」が発行された物件で、かつ「かeせるオプション証明書(残価設定型)」が発行された物件に限ります。
元記事は住宅産業新聞社