全日本不動産協会が会員向け情報システムを一新「ラビーネットBB」

公益社団法人全日本不動産協会は、新たな会員向け物件情報システムを稼働させると発表しました。

現在会員支援情報システムとして「ラビ―ネット」を提供していますが、IT重説や電子契約システムとスムーズに連携し、リアルタイムで物件情報を更新できる「ラビーネットBB」が2023年4月19日から運用されます。

現在のラビ―ネットで行われている登録・検索システムのワンソース・マルチユース機能は活かし、さらに物件情報データの連携先を強化します。

レインズやATBBなどの業者間流通サイトに加え、アットホーム・SUUMOなどの会員企業が加盟する民間のポータルサイトへの出稿も、無料で連動が可能となります。さらに一部の地域では、地域特化型のポータルサイトへの連動出稿も可能です。

イタンジ株式会社との連携も行われ、ラビ―ネットBB登録物件は、イタンジの業者間サイトとも相互利用できるようになり、会員同士のみならず非会員企業との取引拡大も期待できます。

サイトに掲載した物件情報については、申込み状況が常にリアルタイムで確認できますが、設定によっては申込み段階・契約段階などの情報は自動で非公開にすることもできます。

さらにイタンジがすでに提供している、物件確認・内見予約・入居申込み・保証会社審査・IT重説・電子契約の機能を、ラビ―ネットBBのシステム上でも利用できるようになります。

ただしこの機能を利用するには別途契約が必要になるものもありますが、取引を一連のフローで完結できるため、効率化・省力化・生産性向上にも寄与することになります。

元記事はR.E.port