空き家を売却するか賃貸するか、所有者の意向に沿った提案が可能に

空き家活用事業を展開し「アキサポ」を運営する株式会社ジェクトワンは、不動産テックのファンタステクノロジー株式会社と業務提携を開始し、空き家問題の解消を目指す活動をスタートさせます。

「アキサポ」は物件所有者から空き家を借り、ニーズに合わせたリノベーションを行い転貸する事業を行っています。リノベーション費用は同社が負担しオーナー負担はありません。
一定期間サブリースにより運用したあとは、再びオーナーに返還する仕組みです。

一方、ファンタステクノロジーは空き家の買取り再販事業を展開しており、2021年から空き家を含めた中古の戸建住宅流通プラットフォーム「FANTAS repro」を運営しています。

「FANTAS repro」は空き家や中古戸建住宅に入居するさいに必要な、リフォーム費用のシミュレーションができるサイトです。
今後は空き家の購入を検討する人と、売却する場合に修繕が必要な部位の特定など、修繕リスクを明確にしたい所有者や不動産会社とのマッチングを目指しています。

しかしサイト利用者の中には物件を手放したくないといった意向を持ち、空き家にしないですむ活用方法を考えている所有者に直面することもあったと言います。

今回の提携は、空き家の活用を所有者の変更をしないで行うジェクトワンと、空き家の再販事業を行うファンタステクノロジーの提案を合わせて行うことができ、より所有者の意向にあった空き家活用法の提案が可能になります。

提携開始により、まず1都3県の空き家所有者を対象にした事業展開を図っていく予定です。

元記事は新建ハウジング