特許分析の専門会社である株式会社パテント・リザルトは、ハウスメーカー8社が保有する特許の質と量を総合的に評価し公表しました。
「ハウスメーカー業界 特許資産規模ランキング2022」では、2021年4月1日から2022年3月31日までの1年間で各社が登録した特許について、個別の特許を注目度により得点化します。
得点が与えられた「パテントスコア」を評価し、企業ごとに総合得点を集計する手法で分析しました。
1位は大和ハウス工業で注目度の高い特許として、『顧客の負荷を軽減し、顧客の要望を反映した住宅の仕様を容易に決定するサーバ装置』と『吸音材を用いて吸音性を高めるとともに壁の重量による遮音性を高めることで低周波数域での防音性を向上できる建物の壁構造』の2つをあげています。
2位は積水ハウスで『施工を容易にし、施工コストを抑えた基礎工法』と『製造が容易で、かつ施工効率が高い、木造建造物の構造材を結合する際に使用する建築用金物』があげられました。
3位はトヨタホームの『前面道路が狭くても、面倒な操作を必要とせず、車両の入出庫が容易な駐車スペース付建物』と『設置作業の工数低減を図ることができる隔て板の設置構造』などが注目です。
4位にはミサワハウスが入り『使い勝手がよく、床体脱落や撓みを防止可能なユニット家具』が、5位が旭化成ホームズの『中高層建築物であっても容易に適用可能な構成を有するTMD型の制振装置』となっています。
元記事は新建ハウジング