パナソニックグループのパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社は、ZEHやLCCMに対応できる木造2階建て住宅「BASIE LIFE+」を開発し、パナソニック・ビルダーズグループへの提供により、工務店が行うZEHへの取り組みを支援することとしました。
「BASIE LIFE+」(ベイシーライフプラス)は木製の梁の一部に補強のための鉄を入れた「テクノビーム」を使用しており、住宅1棟ごとに構造計算を行う工法です。
強靭な構造躯体を実現することにより太陽光パネルの荷重増加に対応できる仕組みになっています。
耐震性に優れた工法ですがZEHやLCCMに対応する仕様としており、全国にある約380社の加盟工務店が取り組むZEH率の向上を図っていきます。
ベイシーライフプラスはZEH水準以上の断熱性能をベースとし、LCCM仕様、ZEH仕様、長期優良住宅仕様の3タイプをそろえています。
一般工務店がZEHに取り組む場合、外皮計算や各種申請などのための営業・設計のヒューマンコストが増え、さらに施主への説明の難しさなどハードルが高い面があります。
しかし加盟店向けの「ZEHソリューションセンター」の設置により、工務店に対する「ZEH判定サポート」「補助金申請サポート」「太陽光、蓄電池、HEMS事前相談」「ZEH販売支援」の4つの支援メニューを用意し、工務店支援の体制を確立しました。