解体工事業者の情報サイトを運営する株式会社クラッソーネは、30歳以上の空き家オーナーを対象に「空き家に関する意識調査」を実施しました。今回の調査は3回目となり、2022年10月14日~17日の期間で、インターネットによる調査を行い1,051件の回答がありました。
空き家の活用および処分についての意向として、リフォームや建替えを含む「活用したい」との回答が47.6%あり、「解体したい」は23.9%、「わからない」が28.5%の結果でした。
空き家の活用方法として「自分や家族で別荘やセカンドハウスとして利用したい」との答えがもっとも多く41.6%でした。次いで「自分や家族で居住したい」が38.6%ありリフォームや建替えも意識としてありました。
この結果、売却や賃貸による現金化・収益化よりも、自身による活用を望む意識が多いことがわかりました。
これまで3回の調査をとおして「別荘やセカンドハウス」としての利活用が、25.7%、36.2%、41.6%と調査を行うにつれ増加しており、さらに「自分や家族で居住」が、29.6%、37.2%、38.6%とこれも回を重ねるごとに増加しています。
「別荘やセカンドハウスとして利用」と回答したオーナーの年代別分布では、第1回目の調査は70代以上がもっとも多く41.8%でしたが、今回の調査ではもっとも多かったのは30代の49.1%でした。次いで40代が41.7%、50代が38.8%と、テレワークの普及により現役世代の働く場所に対する選択肢が広がり、空き家に対する考え方にも変化が生じているようです。
元記事はSUUMOニュース