デザインとテクノロジーの力で新しい不動産業界のあり方を追求する株式会社TERASSは、3年以内に中古のマンションを購入したことがある20代から50代の男女500人に、住宅購入のフローに関するアンケート調査を行った。その結果によると、対象者の約半数にも及ぶ人達が不動産仲介業者によって紹介された物件を購入していることが明らかとなり、仲介業者やスタッフが紹介する物件情報の重要性が明るみとなった。
画像はBUILTより
調査では、「最終的に購入した物件は、どのような経緯で知ったのか」という質問を対象者に投げかけている。その結果として「不動産業者の紹介や提案」と回答した人は全体の46.8%にも及び、全体の中で最多となった。その次に多かった回答は、「SUUMOなどのポータルサイトで自分または配偶者が見つけた」で37.6%となった。
また、不動産仲介業者の担当スタッフに対して何を期待していたのか、またその結果満足をしたのかに関して対象者にインタビューした。あらかじめ設定した期待を満足が上回った項目は、以下の図における青線グラフのものである。「物件や購入のデメリットの説明」や、「条件に合う物件の積極的な提案」など、不動産におけるプロのナレッジを存分に生かせるコンサルテーションなどの項目にポイントが集まった。その一方で内覧や申込などの手配や住宅ローンの説明など、具体的な手続きに準ずるものは満足度が下がる傾向にあった。