「東芝ビル」として知られ、東芝が本社機能を置く浜松町ビルティングの建て替え工事がついに着工しました。
元記事はTECH+より
野村不動産などが手掛けている『芝浦一丁目プロジェクト』は、野村不動産および野村不動産ビルディング、そして東日本旅客鉄道が共同で推進する事業で、浜松町ビルディング(東芝ビルディング)一体の約4.7ヘクタールに及ぶ跡地に、高さ240メートル級となるS棟、N棟の2棟のオフィスビルを開発する予定です。ビル内部には、低層階に商業施設のテナントを誘致し、中層階はオフィスフロア、S棟の上層階には高級ホテル、N棟の上層階には賃貸住宅が設けられることとなっています。それぞれのビルの竣工予定は、S棟が2024年度、N棟を含めた全体としては2030年度となっています。街区全体におけるCO2の排出をゼロに抑えることを目指しており、ESG投資家からの目線も熱いです。
なおこの再開発を含め、浜松町駅では世界貿易センタービルディングの建て替え工事着工と南館の完成、竹芝駅ではソフトバンクが本社機能を置く東京ポートシティ竹芝が東急不動産によって開発されるなど、地域の姿が変貌しています。浜松町周辺ではこれからも大型開発の計画が予定されており、芝浦一丁目プロジェクトによってさらなる都市の新陳代謝が推し量られようとしています。