求人サイトなどを運営しているビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、働く男女を対象に「年収1000万円あったらお金をかけたいことに関する意識調査(n=500)」を実施しました。その結果第1位となったのは「家の購入・リフォーム・ローン返済」(144人)でした。
元記事はYahoo!JAPANニュースより
1位の「家の購入・リフォーム・ローン返済」と答えた人からは、「賃貸マンションから引っ越して、戸建てを買いたい」(30代女性)、「家のローン返済に充てたい」(50代男性)という根拠が得られました。さらに通勤しやすい駅近や会社の近くに引っ越したいという意見もあり、コト消費が叫ばれる昨今でも生活の基盤となる住処への投資ニーズは当分変わりそうにありません。ただし家の購入やリフォームといってもその具体的な内容や動機はコロナ禍の影響を受けながら次第に変わってきている点は否めなく、リモートワークにより適した環境を構築したいという方が増えていると思われます。
なお2位は「旅行/レジャー」(82人)、3位は「生活水準を上げる」(74人)、4位は「子どもの教育資金」(73人)、5位は「投資/資産運用」(65人)となっています。2位の「旅行/レジャー」を選んだ人からは、「旅行にお金をかけたい。すてきなホテルに泊まったり、おいしいものを食べたりしたい」(40代女性)、「家族で毎年行っている国内旅行を海外旅行にしたい」(30代女性)という声が聞かれています。
また3位の「生活水準を上げる」と回答した人からは、「日々の食事にお金をかけたい。シャインマスカットを夕飯に毎回出したり、牛肉を松阪牛にしたりといったようにランクアップしたい」(40代女性)、「家具や家電を買い替え生活水準を上げたい。冷蔵庫をもっと大きいものにしたり、キッチン用品をティファールでそろえたりしたい」(20代女性)という意見が上がりました。
では、年収1000万円あれば満足のいく生活はうまくいくのでしょうか。同アンケートでは「年収1000万円超え」であることが生活の満足度に与える影響も調査しており、「年収1000万円あれば、金銭面において満足のいく生活ができると思うか」という質問に対し、「思う」(47.6%)と「まあ思う」(35.8%)を合わせて83.4%という結果となりました。
満足できると思う理由としては、「今の生活よりはるかに年収が増えるので、今我慢していることにお金を使える」(40代女性)などが挙げられ、現状の不満は大抵解決できる、心にゆとりが生まれるのではという意見が寄せられました。
一方で「思わない」と答えた人からは、「現状1000万円くらいあるが、年収が低いころより仕事での付き合いも増えて、稼ぐなりの出費が出てくる」(30代女性)など、所得が多いほど生活水準が上がり、税金なども含めた出費が増えるという声が多くみられました。
今回の調査は、現在仕事をしている男女を対象に、インターネットで行われました。調査日は21年10月7日となっており、有効回答数は500人(女性348人/男性152人)です。