日本サッカー協会(JFA)の臨時理事会が行われ、東京・文京区に保有している自社ビル「JFAハウス」を売却することが決定しました。
同協会の専務理事、須原清貴氏によれば「近日中に、三井不動産レジデンシャル株式会社と売買契約を結ぶ」と話しました。売却金額は非公開となっておりますが、同ビルはお茶の水駅と本郷三丁目駅から徒歩10分ほどの好立地ということもあり、須原専務理事は「100億円を超える売買契約になる」と話しました。
正式名称を「日本サッカー協会ビル」と題するJFAハウスの所在地は東京都文京区サッカー通り。1992年に三洋電機マーケティング・プラザビルとして建てられ、03年に日本協会が取得ました。取得されて以降ビルの前の「金花通り」は区道の約200メートルの区間で、区と地元商店街が協議し「サッカー通り」に改名されるなど、地元に根付いた存在となりました。しかし都心で好立地かつ地上11階、地下3階建ての比較的大型のビルとなっており、コロナ禍において収益力が弱まった同協会の大きな負担となっていました。Jリーグやなでしこリーグ、日本フットボールリーグ(JFL)など、各サッカー競技団体が拠点を構えていますが、今後どこに居を構えるのかに注目です。
元記事は日刊スポーツ