東急株式会社と東急バス株式会社は多摩田園都市エリアすすきの地区において、自動運転モビリティの試乗会を開催しました。
多摩田園都市エリアなど郊外住宅地では住民の高齢化が進んでおり、東急田園都市線「たまプラーザ」駅と「あざみ野」駅を利用する住民はバスを利用しています。
最寄りの駅へ向かうバス停へアクセスするには、起伏の多い丘陵地帯のすすきの地区は高齢者にとって、移動にともなう負担が大きくなっていました。
そこでバス停へアクセスするための新しい移動サービスとして、自動運転モビリティの実証実験を行う前に試乗会を実施しました。
車両は株式会社タジマモーターコーポレーション製の8人乗り電気自動車で、自動運転システムは名古屋大学COIの「ADENU」を活用しています。
実証実験では「すすき野団地折返所」を発車し、最高速度は19km/hで反時計回りに周辺を巡り元に戻りますが、一般車両との協調した運行が可能かを検証します。
2022年度内には第2弾の実証実験も予定しており、遠隔監視設備を設置して一般ユーザーも試乗する機会を設けます。
車内には案内システムを設け、行先や次のバス停を案内するなど、通常の路線バスで実施している乗客への案内を自動で行えるシステムも開発するとしています。
元記事はR.E.port