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不動産営業は数字が重要視される、勝てば官軍、負ければ賊軍の世界です。
そんな世界の中なので、不動産営業はつらい、、と今まさに感じている方もいるのではないでしょうか。
今回は、辞めたいと思うほどではないものの、日常的に「これちょっと辛いな・・」と思う瞬間をピックアップしてみました。
私の実体験をベースにしておりますので、不動産営業マンであれば多くの方に共感いただけると思います。
最後まで是非ご覧ください。
※辞めたいと思う瞬間は不動産営業を辞めたいと思った瞬間【あるある】でご紹介しています。
▼執筆者情報▼
不動産営業が辛いと思った瞬間20選【実務経験者が語る】
- 家族との時間が作れない
- 友人と休みが合わないから疎遠になりがち
- 友人との約束があるときばかり起こるクレーム
- 交友関係が不動産関連ばかり
- 飲み会が激しい
- 上司の理不尽な詰め
- 同僚が詰められてる風景
- エンドユーザーがお客さんだから、ほぼ毎週休み返上
- 深夜のポスティング
- ポスティング中に住人に激怒されたとき
- 職場がギスギスしてる
- 翌月の給料があるかどうか毎月不安
- 後輩に数字を抜かれタメ口をきかれたとき
- 決済で金額計算間違えたとき
- 他の業者に舐められたとき
- 絶対決まる案件を外したときの帰り道
- タコで迎える最終土日前の金曜日のMTG
- あと少しまで行った契約が壊れる時
- 手数料配分で先輩に多く持っていかれたとき
- 契約前日にかかってくるお客さんからの電話
家族との時間が作れない
まず不動産会社は休みがほとんどありません。
そのため、家族との時間を確保できないのは非常に辛く感じる瞬間です。
休日にはお客様対応のため、家族旅行やイベントとは無縁。平日も遅い時間帯に帰るため、その頃には子供は寝ていて、朝には子供の寝顔を見て出社。
ひとり身であればまだしも家族ができると辛い思いをするケースも少なくありません、
友人と休みが合わないから疎遠になりがち
不動産営業マンは、学生時代の友達とは休みが合わず、疎遠になりがちです。
せっかくお誘いの電話が来ても、いつお客様とのアポが入るかわからないので、安易に予定を入れることができません。
自分以外は同窓会でワイワイしている・・結構辛い瞬間です。
友人との約束があるときばかり起こるクレーム
不思議なもので少ない休みの中でようやくできた友人との久々の再開。
そんなときに限ってなぜかクレームが発生します。
友人との約束はもちろんなし。そしてクレーム対応と二重のダメージを喰らいます。
交友関係が不動産関連ばかり
友達と疎遠になると、交友関係は
- 同僚
- 契約に関連した士業の先生
- 共同仲介した会社の営業マン
- 不動産仲介したお客様
という、人間関係が出来上がります。
これは良い悪いではないですが、視野が狭くなっていくので、他業界のこと情報が圧倒的に不足することに危機感を感じることも少なくありません。
ちなみに某大手不動産仲介のトップセールスマンは「視野が狭くなる」との理由で、積極的に異業種交流会に顔を出していたそうです。
飲み会が激しい
不動産業界はやんちゃな人も集まりやすいので、飲み会が激しい傾向があります。
特にイケイケの20代30代は、10杯以上飲むのは当たり前。
日頃のうっぷんを晴らすかのようにとにかく飲みます。
すごいのが次の日はみんなちゃんと来ること。
お酒が苦手な人には少し辛いかも・・
上司の理不尽なパワハラ
今回紹介するなかでも、最も辛いと言っても過言ではないのが、上司からのパワハラです。
売上げが上がらないときの上司のパワハラは、手が出そうになるほど理不尽です。
数字に関して叱責されるだけならまだしも、ひどいときには人格否定され、それが延々と続きます。
私には経験がありませんが、会社によっては缶詰にされ6時間コンコンと人格否定され続ける。といったこともあるようです。
同僚が叱責されている風景
パワハラに関連しますが、同期・同僚が叱責されているときもなんとも言えない辛い気持ちになります。
同僚なので、
- 彼らがどのような努力をしているのか
- 彼らのプライベートでおかれている状況
を私は知っているのですが、上司は基本的に数字しか見ていません。
横から口を出して庇うと飛び火するので、なんとも言えない気持ちになります。
エンドユーザーがお客さんだから、ほぼ毎週休み返上
不動産のお客様の多くは土日祝日休みです。
そうなってくると、土日祝日は当然のようにお客様との商談になります。
不動産業界は火曜・水曜が休みのところが多いですが、これもお客様対応がいつ入るのかわからないので、基本的にはあってないようなものです。
※数字が上がっていないと休めない空気になる点もまた辛い。
深夜のポスティング
不動産仲介会社では売主を集客するために、ポスティングを行います。
ポスティングは基本的には業務の終わった21時から22時くらいから始まり、終電が無くなる時間帯まで行われます。
本気を出せば1時間で500枚ほど配布できますので、3時間配布したとしたら、MAX1500枚くらいは配布できます。
ただしそもそも仕事終わりということもあるので、ポスティングを開始するときにはすでに疲弊していることも珍しくありません。
残業後の疲れ、孤独なポスティングから「辛っ・・」と感じてしまうのも不動産営業マンあるあるです。
ポスティング中に住人に激怒されたとき
深夜帯にポスティングをしていると稀に、住人とバッティングし怒鳴り散らされるということもあります。
もちろん仕事であると説明し、お詫びをするのですが、ただでさえ辛いポスティングがさらに辛いものとなります。
職場がギスギスしてる
不動産営業マンは個人事業主という感覚が強いため、職場によってはライバル心むき出しでギスギスしている場合があります。
これに加えて、全社的に順調でないときは最悪。社長や上司の機嫌も悪く、それによって叱責された営業マンたちのモチベーションはダダ下がり。
また教えあうという文化も少ないため、わからないことがあっても聞けない雰囲気も漂っています。
※仲が良い同僚ができれば非常に頼もしい気持ちになります。
翌月の給料があるかどうか毎月不安
不動産営業は基本給の割合が小さく、歩合が大きいため、成績が振るわない時には
- 「これ来月の給料どうなんの・・?」
- 「この年齢で手取り20万以下?」
という不安に駆られます。
結局毎月なんとかなるのですが、毎月こうした不安がつきまとうのは精神的にも辛いところ。
後輩に数字を抜かれタメ口をきかれたとき
これは私は経験したことがありませんが、後輩が急にため口を使ってくるケースもあるようです。
あんなに面倒を見ていて可愛がっていた後輩が、
- 今月大丈夫なん?
- 行動が足りないんじゃない?
と上から接するようになります。
聞いた話ですが、社長や上司が「売上げが上がらない人間に対してはため口を使え」、と指示している場合もあるようです。
決済で金額計算間違えたとき
全て完璧にしたと思った案件が、たった一つの間違いで大クレームに発展することもあります。
特にやってはいけないのが、決済での金額計算ミス。
発覚した瞬間、「転職先どうしよう・・」と頭に浮かぶほど辛い心境になります。
他の業者に舐められたとき
共同仲介の際、舐めた態度をとってくる仲介の方も少数ながらいらっしゃいます。
小さいことでぐちぐち言われ、案件が進むごとにイライラが増すので、本来嬉しいはずの契約も気が重くなってしまいますね。
共同仲介で「この人と進めていくの辛いなー・・」というのはあるあるではないでしょうか。
絶対決まる案件を外したときの帰り道
今月予算達成まであと100万円。案件は自分のこのお客さんのみ。朝のMTGではほぼ問題ないと報告。
ただ、土壇場で親族登場でひっくり返される。
絶対に決まると確信していた時の案件がなくなった時の虚無感。
案件がなくなったことも悲しいですが、それによって目標を割ってしまうというダブルの辛さを味わいます。
タコで迎える最終土日前の金曜日のMTG
不動産業界で契約0のことを通称タコと呼びます。
タコ自体は当然辛いことなのですが、特に辛いのが最終土日前の金曜日です。
上司や会社での居場所がないため、朝から気が重く、電車に乗るときには正体不明の腹痛が。
きっと身体が「行くな!」と言っているのだと思います。
あと少しまで行った契約が壊れる時
反響対応から案内、クロージングまで完璧に進めてもあと少しのところで壊れてしまうことは多々あります。
お客さんの心変わり、他業者の横やり、上司の意味不明な指示など理由は様々。
ただ、あの音を立てて崩れていく瞬間は今思い出しても辛いものです。
手数料配分で先輩に多く持っていかれたとき
会社のノルマのために毎日身を粉にして働くのですが、契約書の作成だけ手伝って手数料の50%もってくあの人は許せません。
契約前日にかかってくるお客さんからの電話
最後は説明不要ですね。
不動産営業マンでない方のために念のため説明しますと、契約前日にお客様から電話がかかってくると、かなり高い確率で「やはりなかったことに・・」
という契約が白紙になる電話です。これは不動産仲介を行っている方であればかなり共感してくれるはず。
共同仲介をしている場合は、先方にも謝罪をしなければいけず、非常に辛い思いをします。
辛いというより、怖いが正しいですが、これより怖いことを私は知りません。
不動産業界の転職におすすめのサイト
もし現在不動産業界への就職・転職を検討しているのであれば、業界特化の求人エージェントがおすすめです。
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まとめ
もっと細かいことを上げればきりがないのですが、以上が私が経験した「不動産営業が辛いと思う瞬間」です。
今回はつらい部分に焦点をあてましたが、もちろんいい面もいっぱいあります。
皆様のご転職活動の少しでもお役に立てば幸いです。