ハウスコムの売上・戦略は?2023-1Q

ハウスコムの全体の売上と利益

直近3期と2023期1Qの営業収益と営業利益は以下のとおりです。

ハウスコム,売上

営業収益は1Qとして過去最高の36億4,900万円となりました。

営業利益も9,500万円とコロナ禍からの回復を示しており、17,718件の賃貸仲介件数は過去最高となっています。

ハウスコム,売上

ハウスコム,売上

新型コロナウイルスによる第1回目の緊急事態宣言が発出された1Q21は、営業収益が26億3,900万円でしたが、1Q23における36億4,900万円は138%と大きく回復したことがわかります。

ハウスコムのセグメントごとの売上

セグメントは以下のとおりです。

1. 不動産関連事業
2. 施工関連事業

ハウスコム,売上

ハウスコム,売上

セグメントごとの業績は「不動産関連事業」の営業収益が前年同期比2.7%増の32億3,000万円、営業利益は前年同期比37.5%増の5億8,300万円となりました。

「施工関連事業」の営業収益は前年同期比27.5%増の4億1,900万円、営業利益は前年同期比125.4%増の3,500万円の結果でした。

ハウスコムの短期的な戦略

コロナ禍の局面が変化しており、新型コロナウイルスの不動産関連事業に関する影響について次のように分析しています。

・新規雇用の減少および法人契約減少による影響は、サービス業を中心に大都市での新規雇用が減少し大企業での異動が抑制されていましたが、過去の不足や欠員の補充などにより需要が回復すると見込んでいます。

・個人顧客の部屋探し活動先送りの影響は、2020年4~6月および2021年7~9月において特に需要が減少しましたが、2022年3月より外国人労働者の入国が再開され需要回復が見込めます。

・大学などの対面授業停止による一人暮らしニーズ低迷による影響は、対面授業が回復傾向にありニーズが顕在化しています。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3275/tdnet/2160433/00.pdf

ハウスコムの長期的な戦略

長期的な戦略として既存事業の店舗数増加と規模の拡大を目指していますが、2023年3月期は甲信越地方への初出店と茨城県に5店舗目を出店する予定としています。

またオーナー向けのサービスも拡充し、スマートシステムやスマートレントといった継続型収入サービスを拡充するほか、管理会社との提携関係も推進していきます。

※参考文献
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3275/tdnet/2160433/00.pdf

ハウスコムの最近のトピックス

ハウスコムが大阪・関西万博のPRパートナーになりました。

同社が担う役割は、大阪府豊中市本社の株式会社ホープハウスシステムと共に、日本全国47都道府県に設置するカウントダウンボードの設置です。

万博開催約1,000日前を契機に、全国の都道府県庁には下のカウントダウンボードが設置されています。

大阪万博,カウントダウンボード

※参考文献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000029713.html

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