本データは葛飾区で2018年1月~12月にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建のデータを基に算出しています。
注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。
①葛飾区のマーケット情報
まず葛飾区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。
取り扱い不動産会社(店舗)数:762店舗
※2018年中に葛飾区で1件でも物件を預かった不動産会社数
葛飾区では1年間で2529件の物件が売りに出ていました。
月々でみると、210件が新規に売り出されている計算です。
取り扱い不動産会社(店舗)数が762店舗いるため、1店舗あたり3か月に1件、物上げができている計算になります。
また、売出金額の総額は年間2300億円。
すべての物件が成約しているわけではないと思いますが、仮に全件成約するとして、両手取引で年間138億円の市場規模があります。
1店舗あたり、葛飾区で年間1800万円の手数料が見込める計算です。
②葛飾区の物元最強店舗はどこか?
それでは、葛飾区の物元最強店舗はどこでしょう?
店舗ごとの媒介件数のランキングを作成しましたので、下記ご覧ください。
1位は三井のリハウス新小岩センター
1位は三井のリハウス新小岩センターでした。
年間109件も物上げしています。葛飾区だけで月に7件以上、新規物上げをしている計算になります。
預かり金額も葛飾区だけで40億円あるため、全件片手だとしても年間約1.2億円の仲介手数料が見込めている状況です。
営業マン一人あたりで見ると?
それでは営業マン一人あたりに換算するとどうでしょう?
店舗のページを確認したところ、営業スタッフは10名在籍していました。※2019年10月現在。
https://www.rehouse.co.jp/store/shinkoiwa/agent/
営業マン一人当たりに換算すると、年間媒介数10.9件/人、年間手数料見込み1200万円/人(片手)という計算になります。※全件成約を前提
もちろんこれ以外にも、両手取引や、客付けでの契約、補足できていないデータがあるため、実際はもっと手数料は稼げていると思います。
③葛飾区では大手はどこが強いの?
今まで店舗単位で分析をしましたが、最後に会社単位で物元市場を分析してみようと思います。
必然的に大手不動産会社のみになりますが、ランキングを作ってみました。
会社単位で見ると住友不動産販売が葛飾区最強
会社単位で見ると、住友不動産販売が1位でした。(住友不動産販売の中で、葛飾区で物件を取り扱っているのは38店舗あります)
預かり総額が94億あるので、仲介手数料見込みが葛飾区だけで年間2.8億円あります(片手計算)。
また、1店舗あたりで見ると、2.8億円÷38店舗で年間730万円の仲介手数料が葛飾エリアだけで、見込めていることになります。
尚、葛飾区全体の1店舗あたりの平均が1800万円/年なので、店舗あたりで見ると平均より少ないことが分かります。
まとめ
今回は葛飾区の物元市場を紐解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに!