本データは港区で2018年1月~12月にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建のデータを基に算出しています。
注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。
①港区のマーケット情報
まず港区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。
取り扱い不動産会社(店舗)数:1,389店舗
※2018年中に港区で1件でも物件を預かった不動産会社数
港区では1年間5,865件の物件が売りに出ていました。
月々でみると、488件売り出されている計算です。
業者数が1,389社いるため、1店舗あたり2か月に1件、物上げができている計算になります。
また、売出金額の総額が5,600億円。
すべての物件が成約しているわけではないと思いますが、仮に全件成約するとして、両手取引で336億円の市場規模があります。
1店舗あたり、港区で年間2,400万円の手数料が稼げる計算です。
②港区の物元最強店舗はどこか
それでは、具体的に港区で物元として強い店舗はどこでしょう?
店舗ごと媒介件数のランキングを作成しましたので、下記ご覧ください。
1位はケン・コーポレーションの住宅営業部
1位はケン・コーポレーションの住宅営業部でした。
年間150件も物上げしています。
港区だけで月に12件以上、新規物上げをしている計算になります。(すごい!)
預かり金額も港区だけで250億円あるため、全件片手だとしても約7.5億円の仲介手数料が見込めている状況です。
営業マン一人あたりで見ると?
それでは営業マン一人あたりに換算するとどうでしょう?
店舗のページを確認したところ、営業スタッフは21名いました。※2019年10月現在。
https://www.kencorp.co.jp/company/staff/department/residencial_sales/
その為、営業一人当たりに換算すると、年間媒介数7.1件/人、年間手数料見込み3,500万円/人(片手)という計算になります。※全件成約を前提
もちろんこれ以外にも、両手取引や、客付けでの契約、補足できていないデータがあるため、実際はもっと手数料は稼げていると思います。
③港区では大手はどこが強いの?
最後に会社単位で物元市場を見るとどうでしょう?
必然的に大手不動産会社のみになりますが、ランキングを作ってみました。
会社単位で見ると三井不動産リアルティが港区最強
会社単位で見ると、三井不動産リアルティが1位でした。(三井不動産リアルティの中で、港区で物件を取り扱っているのは59店舗あります)
預かり総額が910億あるので、仲介手数料見込みが港区だけで年間27億円あります(片手計算)。
また、1店舗あたりで見ると、27億円÷59店舗で年間4500万円の仲介手数料が港区エリアだけで、見込めていることになります。
尚、港区全体の1店舗あたりの平均が2,400万円/年なので、店舗あたりで見ると平均より多いことが分かります。
まとめ
今回は港区の物元市場を紐解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに!
紐解いてほしい市区町村があれば、是非お問合せください。