渋谷区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

2023年11月30日

本データは渋谷区で2018年1月～12月にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建のデータを基に算出しています。

注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。

①渋谷区のマーケット情報

まず渋谷区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。

取り扱い不動産会社（店舗）数：1,061店舗
※2018年中に渋谷区で1件でも物件を預かった不動産会社数

渋谷区では1年間3,660件の物件が売りに出ていました。
月々でみると、305件売り出されている計算です。

業者数が1,061社いるため、1店舗あたり4か月に1件、物上げができている計算になります。

また、売出金額の総額が3000億円。
すべての物件が成約しているわけではないと思いますが、仮に全件成約するとして、両手取引で180億円の市場規模があります。

1店舗あたり、渋谷区で年間1600万円の手数料が稼げる計算です。

それでは、具体的に渋谷区で物元として強い店舗はどこでしょう？
店舗ごと媒介件数のランキングを作成しましたので、下記ご覧ください。

1位は東急リバブルの渋谷センターでした。

年108件も物上げしています。
渋谷区だけで月に9件以上、新規物上げをしている計算になります。（すごい！）

預かり金額も渋谷区だけで90億円あるため、全件片手だとしても約2.7億円の仲介手数料が見込めている状況です。

それでは営業マン一人あたりに換算するとどうでしょう？
店舗のページを確認したところ、営業スタッフは33名いました。※2019年10月現在。

その為、営業一人当たりに換算すると、年間媒介数3.2件/人、年間手数料見込み810万円/人（片手）という計算になります。※全件成約を前提

もちろんこれ以外にも、両手取引や、客付けでの契約、補足できていないデータがあるため、実際はもっと手数料は稼げていると思います。

最後に会社単位で物元市場を見るとどうでしょう？
必然的に大手不動産会社のみになりますが、ランキングを作ってみました。

会社単位で見ると、住友不動産販売が1位でした。（住友不動産販売の中で、渋谷区で物件を取り扱っているのは43店舗あります）

預かり総額が400億あるので、仲介手数料見込みが渋谷区だけで年間12億円あります（片手計算）。
また、1店舗あたりで見ると、12億円÷43店舗で年間2,700万円の仲介手数料が渋谷エリアだけで、見込めていることになります。

尚、渋谷区全体の1店舗あたりの平均が1,600万円/年なので、店舗あたりで見ると平均より多いことが分かります。

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