不動産会社の集客方法10選|おすすめ度・予算感・具体的な施策も解説

本記事は不動産会社様向けの記事となります。記事内では集客を成功に導くノウハウ本もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

「不動産会社の集客方法にはどのようなものがあるのか知りたい」
「どの集客方法が自社に最適なのだろう?」
「集客を成功させるための具体策を知りたい」

こんにちは、不動産会社のミカタを運営しているミカタ株式会社代表の荒川です。

競合の多い不動産業界において”集客”は非常に大切です。集客ができる・できないで売り上げは数千万~数億変わってきます。

では不動産業界において「集客がうまい」といわれる不動産会社はどのような取り組みを行っているのでしょうか。

今回は一般的な集客方法とそれぞれの具体策をわけて紹介いたします。

参考予算感とおすすめ度も記載していますので合わせてご覧ください。

執筆者情報

ミカタ株式会社 代表取締役 荒川 竜介
新卒から中堅デベロッパー→大手不動産仲介会社→フルコミッションの売買仲介営業で、合計4年半不動産仲介の現場に従事。 その後、マンションリサーチ社の営業責任者(運営サイトhttps://t23m-navi.jp/)→サービス責任者→執行役員を経て、2018年12月にマンションリサーチグループのミカタ株式会社 代表に就任。 大好きな不動産業界に少しでも貢献できるよう邁進してまいります。

 

 

不動産会社の集客方法10選|おすすめ度・予算感・具体的な施策も解説

不動産会社がお客様を集客するための主な方法は主に10つです。

  1. ホームページ
  2. Googleマイビジネス(MAP)
  3. リスティング広告
  4. SNS(facebook,twitter,Instagram)
  5. ポータルサイト(買い・賃貸)
  6. 一括査定(売り)
  7. チラシ・ポスティング
  8. 新聞折込チラシ・広告
  9. ティッシュ配り
  10. 捨て看板

各集客方法の説明とおおまかなコスト・おすすめ度は以下の通りです。

1.ホームページ

不動産集客,ホームページ

集客タイプ オンライン
反響対象 売り・買い・賃貸
予算・コスト 初期10万円~
おすすめ度

不動産会社が集客するうえでホームページは必須です。ホームページから直接のお問合せ自体は少ないかもしれませんが、ポータルや一括査定などからお客様に連絡した際、お客様は必ず「会社名」でネット検索します。

この際にホームページが出てこない会社は「怪しい」「実績がない」などとお客様に不安を与える要因となり、競合他社に流れていきます。

ホームページは10万円程度から作成することができるので、必ず準備することをおすすめします。

可能であれば代表者をはじめ、スタッフの顔写真を公開しておくと、お客様に親近感と安心感を与えることができます。

最近では、売却特化・相続特化のWEBサイトをホームページとは別で公開し、集客する方法も流行っています。ホームページでもっと集客したいと思っている方にはおすすめです。

ホームページに課題を感じている方は下記のE-BOOKをご覧ください。(無料でダウンロードいただけます。)

2.Googleマイビジネス

不動産集客,Googleマイビジネス

集客タイプ オンライン
反響対象 売り・買い・賃貸
予算・コスト 0円~
おすすめ度

Googleマイビジネスに登録すると、検索エンジンのマップ上に自社の地図情報を掲載することができます。

※「エリア×不動産」などで表示されるようになります。

Googleマップ上で上位表示させることをMEO(Map Engine Optimization)マップエンジン最適化といい、対策することで上位表示され集客に繋げることができます。

SEO対策は「エリア×不動産」で検索すると、ポータルサイトや一括査定サイトが表示されますが、MEOではあくまで店舗を構えている事業者が表示されます。

不動産業者であれば、必ず登録したほうがよいでしょう。

参考:https://www.google.co.jp/business/

3.リスティング広告

不動産集客,リスティング

集客タイプ オンライン
反響対象 売り・買い・賃貸
予算・コスト 1日3000円~
※最低限あったほうがよい出稿予算です。
おすすめ度

リスティング広告は「エリア」「物件名」で検索エンジンに広告を出稿することです。1クリックあたりの単価が高ければ高いほど、目立つ部分に出稿されるためWEBからの集客に活用することができます。

下記は「不動産」で検索した際に表示される広告です。※広告と記載されている部分がリスティング広告に該当します。

不動産,集客,方法

リスティング広告のメリットはホームページでは上位表示できていないキーワードで検索した方に訴求することができます。

一方で人気のキーワードになると1クリック5,000円以上など、予算が青天井になる可能性もあるので、うまく運用しないと資本力の大きい会社が勝ちやすくなってしまいます。

広告出稿するキーワードは不動産業界に詳しいリスティング会社に相談するのがベターです。

リスティング業者選びで失敗したくない方は、不動産業界を専門領域としている「もう不動産ポータルサイトには頼らない!自社完結型不動産集客」がおすすめです。

資料DLもう不動産ポータルサイトには頼らない!自社完結型不動産集客

4.SNS

不動産集客,SNS

集客タイプ オンライン
反響対象 売り・買い・賃貸
予算・コスト 0円~※広告をかけなければ
おすすめ度

今やSNSでの集客も欠かせません。

代表的なSNSは

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube

が挙げられます。

SNSは直接的な見込み客へのアプローチには不向きですが、ブランディング・会社の活動状況などを発信していくことで、お客様へ与える印象がアップします。

5.ポータルサイト(買い・賃貸)

不動産集客,ポータルサイト

集客タイプ オンライン
反響対象 買い・賃貸
予算・コスト 月額20,000円~
(物件数に応じて変わります)
おすすめ度

「不動産を買いたいお客様」「借りたいお客様」を集客したいのであれば、ポータルサイトへの出稿は必須です。

不動産ポータルサイトは、掲載物件数の増加やホームページの充実などによって、効果が分散してきていると言われています。たとえば、ポータルサイトで条件を入力して物件を検索した時、それぞれの会社がレインズの情報を載せているために、同じ物件がいくつも横並びになるケースがあります。こうなった時に有利なのはもちろん、名の知れた大手の不動産会社です。今後はポータルサイト内での差別化が難しくなり、よほど強い物件を掲載できない限りは、その効果に期待できなくなっていく可能性が高いです。

とはいえ、ポータルサイトは圧倒的に閲覧数が多いのも事実ですので、まだまだ根強く集客できる媒体といえます。

6.一括査定(売り)

不動産集客,一括査定

集客タイプ オンライン
反響対象 売り
予算・コスト 1反響10,000円前後
おすすめ度

売主様を探すためには一括査定サービスが有効です。一括査定会社が売主候補を集客し、複数社へ査定依頼を促します。

一括査定のほとんどのサービスが反響課金の為、費用対効果も明確でお金をかければ必ず集客ができます。また、売主の集客方法は限られているため、そういう意味でも希少な媒体です。

ただ、集客後の営業活動で苦戦されるケースが多いため、おすすめ度は3.5とさせていただきました。

▼一括査定で売上げを上げたい方向け▼

7.チラシ・ポスティング

不動産集客,チラシ,ポスティング

集客タイプ オフライン
反響対象 売り・買い
予算・コスト @5円~10円程度(集合住宅か戸建かで変わります)
※1万部で5万円~10万円
おすすめ度

チラシのばらまき・ポスティングも不動産会社の集客方法のひとつです。

アナログの為、ネット社会の現代において敬遠されがちですが、うまくやればチラシだけで集客が成功します。

普通のポスティングから、封筒に入れて、ダイレクトメールで、と工夫の余地も大きいです。また、デザインや訴求法を変えることで、成果が10倍~20倍変わることもざら。

ただ、印刷代・ポスティングに関わる人件費・ダイレクトメールの場合郵送費がかかり、全て先出の為、ある程度余裕があるタイミングでの実施がお勧めです。

8.新聞折り込み

不動産集客,新聞折込

集客タイプ オフライン
反響対象 買い
予算・コスト @3円程度
※10万部で30万円
おすすめ度

新聞折り込みも不動産の集客に活用されます。

新聞の折り込み広告では、「不動産を買いたいお客様」を探すことが多く、エリアを絞ることで訴求していきます。

首都圏においては新聞折込の効果は非常に少ないですが、売主様の要望で実施するケースもあります。

新聞発行部数も少なくなっている現代では、あまり有効とはいえませんが、地方では効果の上がっているケースもあります。

9.ティッシュ配り

不動産集客,ティッシュ配り

集客タイプ オフライン
反響対象 買い(新築・マンション)
予算・コスト 1000個/7000円~
※大量発注によって単価は安くなります。
おすすめ度

ティッシュ配りも集客方法の一つです。

駅前や人通りの多い場所で、物件情報の記載されたティッシュを配ります。配っているのは新入社員やバイトのケースがほとんどです。

あまり効率的とはいえないものの、対象エリアで一人でも購入してくれる人がいたら、簡単にペイできます。

10.捨て看板※違法です

不動産集客,捨て看板

集客タイプ オフライン
反響対象 買い
予算・コスト 1万円~※看板代のみ
おすすめ度

捨て看板も不動産集客のひとつです。

電信柱やガードレールに立てかけられていおり、物件の簡単な情報と連絡先を記載し、物件を購入したい方に訴求します。

捨て看は自治体により条例違反の場合もあり、届け出をしていなければ撤去されます。

それでも捨て看がなくならないということは効果抜群??

注意ミカタ社では推奨はいたしません

集客に成功している不動産会社は何をしているのか?

集客に成功している不動産会社は何をしているのか?

不動産会社では上記の集客方法が一般的です。

どの不動産会社も集客方法は基本的には同じで奇をてらったものは一つもありません。

では、集客がうまいといわれている不動産会社はそれぞれの集客方法で何をしているのか?

それぞれの施策ごとに解説していきます。

ホームページの集客がうまい

ホームページの集客がうまい会社は「ブログ」を活用しています。

ブログでは地域の

  • お役立ち情報
  • エリアの物件情報
  • 会社の取り組み

といった情報を定期的に更新しています。更新頻度は毎日のところもあれば、1ヵ月に1度のところもありますが、集客できるのはもちろん前者です。

掲載の仕方にもポイントがあり、例えば物件情報であれば、単に物件情報を載せるのではなく、

  • 近隣施設を写真付きで紹介
  • 駅までの道のりを写真で解説
  • その会社でしか知りえない情報を掲載

など、その会社のブログでしか知りえない情報を掲載することで、ファンが獲得でき、結果として集客に成功します。

スタッフの顔写真は必須です。会う前からどのような担当者が来るのかわかってもらうことで親近感がわきます。

▼おすすめの不動産ホームページ業者▼

リスティング広告がうまい

リスティング広告において不動産はビッグキーワードです。

※ビッグキーワードとは競合が非常に多い(レッドオーシャン)のキーワードを指します。例えば【不動産 売買】など

【不動産・売買】といったキーワードはSUUMOやHOME・アットホームといったポータルサイトも出向しているため、ほぼ勝てません。

ではリスティング広告で成功している会社はどのように出稿しているのかというと

  • 物件名×エリア
  • 不動産×エリア×駅チカ
  • 不動産×

といったスモールキーワードで出稿し、集客を行っています。

こうしたスモールキーワードであれば、地場の不動産会社のほうが専門性があり、情報を保有しているためお客様を獲得しやすいです。

クリックされた先も重要です

リスティング広告をクリックしてもらったあとも重要です。

広告をクリックしたとしても、情報が少なく、見栄えが悪いホームページであれば、見込み客はかなり高い確率で離脱します。

そうした場合はホームページの見直し、ランディングページ(LP)を作成などの対策を講じる必要があります。※リスティング広告で成功しているリスティング広告の予算管理・広告クリック後の問い合わせ率などもチェックしています。

もしリスティング広告が自社運用でうまくいかない場合は、リスティング広告業者をいれるのも選択肢の一つです。広告予算の20%が相場です。(100万円で広告を出す場合は、リスティング業者への支払いは20万円【合計120万円】)

リスティング業者選びで失敗したくない方は、不動産業界を専門領域としている「もう不動産ポータルサイトには頼らない!自社完結型不動産集客」がおすすめです。

資料DLもう不動産ポータルサイトには頼らない!自社完結型不動産集客

SNSがうまい

SNSでの集客に成功している不動産会社は主に、セミナーへの誘導→見込み客の獲得を行っています。

  • Twitterでセミナー告知を行い、ホームページから申し込みをもらう
  • Facebookのセミナー申込機能を活用し、集客する

急にセミナー告知を行っても集客できないので、定期的にSNSでターゲットの興味のある情報を発信していく点も集客に成功するためのポイントです。

ちなみにSNSでも利用者層が全く違うので、自社のターゲットを意識したうえでSNSを活用する必要があります。

利用者層
Facebook 30代~60代
Twitter 20代~40代
instagram 10代~30代

ポイント不動産仲介であれば、Facebookを活用することをおすすめします。

▼参考記事

ポータルサイトでの集客がうまい

ポータルサイトは非常にライバルが多いので、差別化が大きなポイントとなります。

ポータルサイトで集客に成功している不動産会社は

  • 見栄えをよくするために高性能なカメラを使う
  • 近隣の商業施設や利便性について写真と解説を入れる

といった手法で反響を得ています。

作業自体は地味で大変なものですが、ほかの会社では出していない情報をだすことで集客に繋がります。

参考最近では360°カメラや動画で物件情報を掲載することで差別化を図っている会社も出てきています。

一括査定がうまい

一括査定では、集客自体は不動産会社様側で工夫の余地は少ないですが、集客後の営業活動で差がつきます。

必ず競合がいる状況になるので、他社よりいかに早く対応するか、いかに目立つか、いかに信頼されるかというのがポイントになってきます。

詳しくは下記記事にてまとめてありますのでご参考に。

ポスティングがうまい

ポスティングでの集客に成功している会社は単にチラシをポストにいれるだけでなく、「重要な書類である」と思わせることでお客様に目を通してもらっています。

ある会社では紙1枚のチラシではなく、電気・水道・ガスと同じような封を閉じたような手紙タイプのものをポスティングしていき反響をとっています。

このテクニックを活用してからというもの、よいときには500枚1枚の反響があったとのことです。

紙に印刷するだけではないので、コストはややかさみますが、1件でも成約出来たら余裕でペイできます。

チラシの作り方を工夫する

上記のように公的な書類と同じような作りにするのが難しい場合は、宛名をピンポイントにすることで集客率がUPします。

よくありがちなチラシ

【ミカタマンションにお住まいの方へ】

××××

××××

××××

××××

連絡先○○○○

反響が取れるチラシ

【ミカタマンション○○号室にお住まいの方へ】

××××

××××

××××

××××

連絡先○○○○

○○号室にお住いの方へと記載するだけで、反響率はグッと上がります。

これは消費者心理が関係しており、○○号室といれるだけで、他人事ではなく、自分事になるためです。

こうしたテクニックを活用することでポスティングチラシでの集客に成功しやすくなります。

▼参考記事

新聞折込広告がうまい

新聞折込を行う場合には可能な限り物件を掲載することで、反響率を高めていきます。

複数掲載すれば、物件Aに興味がなくても、物件Bに興味がある可能性があります。

もう一点ポイントとしては、物件情報は平等に乗せたほうがよいでしょう。

1つの物件だけで大々的に訴求すると、ほかの物件がおまけのように見えてしまい、あまりよい物件ではないようにとらわれる可能性もあります。

このあたりは売主様への見せ方もありますが、なるべく情報は平等に掲載することでおまけ感をなくすことができます。

ティッシュ配りがうまい

配った数が大事なので、努力根性の世界です。(マジで)

不動産会社が集客を成功させるためにはPDCAを回すことが重要

不動産会社が集客を成功させるためにはPDCAを回すことが重要

PDCAとは

  • P(PLAN)計画
  • D(DO)実行
  • C(CHECK)評価
  • A(ACTION)改善

    のことを指します。

    集客に成功している不動産会社はPDCAを高速で回しています。

    • ホームページであれば、ホームページからお問合せボタンの位置を変えたり
    • SNSであれば発信する情報を変更したり
    • チラシであればデザインを変えたり、エリアを変えたり・・

    とにかくPDCAを高速で回して改善していくことで、自社にあった最善の策が見えてきます。

    不動産会社ごとに規模・予算・社員数・エリアが異なりますので、自社にどういった集客方法が有効なのか、を繰り返しチェックしていく必要があります。

    不動産の集客は売り主・買主で若干異なります。

    今回は不動産会社全般の集客方法を紹介しましたが、売主・買主どちらを集客したいのかで、若干取り組み方は変わってきます。

    下記の記事でそれぞれ解説していますので、合わせてご覧ください。

    まとめ

    不動産会社向けの集客方法いかがでしたでしょうか。

    基本的にはどこの不動産会社も集客方法は変わりません。

    ただし集客に成功している不動産会社は必ず他社ではやっていない+αの動きを行っています。

    不動産はライバルの多い業界ではありますが、集客が強い会社がごく一部です。

    自社にあった集客方法をみつけて集客に強い不動産会社を目指してください。

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    本データは、当社で行った「2500人のアンケートから解った~中小不動産会社向け売却獲得の勝ちパターン~」にもとづいた内容になっています。

    ポスティングの原理原則を抑えた上で、売主のニーズに沿った訴求を行っています。

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