【2026年最新版】中野区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

【2026年最新版】中野区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

本データは中野区で 2025年9月~2026年9月(直近1年間) にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建(全物件種別)のデータを基に算出しています。

注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。

本記事の目次

  1. 中野区のマーケット情報
  2. 中野区の物元最強店舗はどこか
  3. 中野区では大手はどこが強いの?
  4. 東京23区を並べてみる
  5. まとめ

①中野区のマーケット情報

まず中野区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。

※中野区 2025年9月~2026年9月の売出物件データ

※直近1年間に中野区で1件でも物件を預かった不動産会社(店舗)数

項目数値
取り扱い不動産会社(店舗)数1,079店舗
年間の売出件数2,702件
月あたり売出件数約225件
売出金額の総額約1,994億円
平均売出価格約7,381万円
1店舗あたり年間件数2.5件(約4.8か月に1件)

中野区の売出件数は年2,702件。前回の世田谷区(6,965件)の4割弱です。区の面積が15.59平方キロメートルと小さいためで、23区のなかでは中位以下になります。

平均売出価格は7,381万円で、豊島区(7,871万円)や台東区(7,783万円)に近い水準。新宿の隣でありながら、単価は「23区の平均的なライン」に収まっているのが中野区です。

売出金額の総額は1,994億円。仮に全件成約するとして、両手取引で約120億円の市場規模。1店舗あたりに直すと年間約1,110万円です。

マンション6割、戸建・土地が3割半

マンションが6割強、戸建と土地で35.0%。大田区(35.1%)とほぼ同じ構成です。中野・東中野・新井薬師といったエリアに、戸建や小規模な土地がまだ残っています。

種別件数構成比
マンション1,696件62.8%
戸建475件17.6%
土地469件17.4%
その他・不明62件2.3%

オーナーチェンジ物件は503件(18.6%)で中位。隣の新宿区(26.8%)ほど投資色は強くありません。

取引態様の内訳

態様件数構成比
専任媒介1,080件40.0%
売主704件26.1%
専属専任媒介439件16.2%
一般媒介413件15.3%

②中野区の物元最強店舗はどこか

中野区 店舗別 物元ランキング TOP20

順位不動産会社(店舗)件数平均価格
1三井のリハウス 中野センター137件1億462万円
2東急リバブル 中野センター92件1億6万円
3三井のリハウス 中野坂上センター71件9,376万円
4東急リバブル 中野坂上センター62件7,722万円
5住友不動産販売 ステップ中野営業センター62件8,206万円
6東急リバブル 高円寺センター40件6,470万円
7ランドネット40件2,535万円
8住友林業ホームサービス 中野店34件8,222万円
9パートナーズ32件2,861万円
10住友不動産販売 ステップ本社営業センター1課30件6,887万円
11野村の仲介+ 中野センター30件8,770万円
12三井のリハウス 荻窪センター28件7,518万円
13住友不動産販売 ステップ本社営業センター2課22件9,612万円
14住友不動産販売 ステップ本社営業センター22件7,350万円
15エスケーホーム20件9,840万円
16東急リバブル 投資マンション推進課19件3,331万円
17住友不動産販売 ステップ本社マンションプラザ19件1億728万円
18大京穴吹不動産 新宿店19件6,813万円
19日新ハウジング17件2,523万円
20ウィル 中野営業所16件7,216万円

1位は三井のリハウス中野センター。2位に1.5倍差

1位は三井のリハウス中野センターで年間137件。中野区の1店舗あたり平均が年2.5件ですから、平均の55倍です。

平均価格1億462万円ですから、預かり金額は約143億円。全件片手だとしても約4億3,000万円の仲介手数料が見込めます。

2位の東急リバブル中野センター(92件)とは1.5倍差。中野駅前で三井と東急が正面から競り合い、三井が一歩リードという構図です。

中野・中野坂上の7店舗で区内の17.4%

TOP20を地名で見ると、中野が5店舗、中野坂上が2店舗。この7店舗だけで470件、区内シェア17.4%を握っています。

残りは高円寺(杉並区)1、荻窪(杉並区)1、新宿(新宿区)1。中野・中野坂上の2駅にほぼ集約された、非常にシンプルな構造です。世田谷区のように激戦区がいくつも並ぶタイプとは正反対になります。

住友の「本社」系店舗が4つ

10位・13位・14位・17位に、住友不動産販売の「本社」を冠する店舗が4つ(合計93件)入っています。

新宿区の記事で「住友の本社直轄部隊が地元の物元を取っている」と書きましたが、その本社部隊が隣の中野区にも出てきていることが確認できます。住友不動産販売の中野区213件のうち、本社系4店舗で93件(44%)です。

③中野区では大手はどこが強いの?

中野区 会社別 物元ランキング TOP10

※「稼働店舗数」=直近1年間に中野区の物件を1件でも預かった、その会社の店舗数

順位不動産会社稼働店舗数件数預かり総額
1三井不動産リアルティ(三井のリハウス)22店舗291件281億円
2東急リバブル24店舗258件210億円
3住友不動産販売(ステップ)24店舗213件182億円
4野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+)30店舗84件72億円
5ランドネット5店舗57件15億円
6住友林業ホームサービス6店舗40件33億円
7パートナーズ3店舗37件10億円
8大京穴吹不動産6店舗30件20億円
9三菱地所ハウスネット7店舗29件23億円
10三井住友トラスト不動産12店舗27件24億円

三井が件数・金額・効率の3冠

三井不動産リアルティが件数291件・金額281億円でともに1位。店舗あたり効率も22店舗で13.2件と、東急リバブル(10.8件)、住友不動産販売(8.9件)、野村(2.8件)を上回りました。

品川・目黒・大田で東急リバブルが、世田谷で東急(件数・金額)と三井(効率)が分け合いましたが、中野区では三井が3冠。東急線が通っていない区では三井が強いという傾向が、はっきり出ています。

なお、野村不動産ソリューションズは30店舗を動員しながら84件(1店舗あたり2.8件)と苦戦。中野区に自社の主力拠点を持っていないことが数字に出ています。

6位に住友林業ホームサービス(40件)が入っているのも中野区の特徴で、戸建・土地が35.0%というこの区の構成に合っています。

大手仲介4社(三井・住友・東急・野村)の合計は846件、区内シェア31.3%。23区で11位です。

なお、中野区で物件を扱った1,079店舗のうち、721店舗(66.8%)は年間1件だけ。年10件以上を扱っているのはわずか35店舗です。

④東京23区を並べてみる

東京23区すべてを同じ条件(直近1年・全物件種別)で調べましたので、一覧にしておきます。中野区の行を太字にしています。売出件数の多い順です。

区売出件数店舗数総額(億円)平均価格(万円)マンション比率OC比率大手4社シェア1店舗あたり年間手数料
世田谷区6,9651,8427,28910,46558.8%12.3%38.4%約2,370万円
港区5,8551,65014,60424,94293.4%18.6%34.3%約5,310万円
練馬区5,2551,4693,2596,20146.5%12.2%34.4%約1,330万円
大田区5,2161,5303,3306,38463.6%20.8%28.6%約1,310万円
江東区5,1361,3644,5178,79485.5%15.0%37.0%約1,990万円
新宿区5,0261,6744,9049,75783.9%26.8%27.9%約1,760万円
足立区4,9001,4192,3684,83349.7%8.8%22.4%約1,000万円
板橋区4,5351,4322,3545,19167.0%18.8%26.8%約990万円
杉並区4,4611,3683,5778,01852.4%14.2%34.8%約1,570万円
品川区4,0001,2784,06910,17281.9%18.2%31.8%約1,910万円
中央区3,9691,2435,34213,45894.8%20.2%34.7%約2,580万円
渋谷区3,7151,2686,60817,78886.1%20.7%31.7%約3,130万円
江戸川区3,7041,0982,2636,11039.5%3.6%25.4%約1,240万円
葛飾区3,2381,1441,5004,63248.6%11.4%22.0%約790万円
豊島区3,1721,2162,4967,87171.3%23.5%27.1%約1,230万円
台東区2,8541,1012,2217,78381.0%23.9%26.8%約1,210万円
文京区2,7021,0192,85210,55479.8%18.1%31.0%約1,680万円
中野区2,7021,0791,9947,38162.8%18.6%31.3%約1,110万円
目黒区2,6719883,78014,15069.5%14.5%34.5%約2,300万円
墨田区2,6209781,5315,84376.3%26.9%25.7%約940万円
北区2,4929841,5356,15864.3%15.0%25.0%約940万円
荒川区1,7037841,0816,35065.6%12.4%24.3%約830万円
千代田区1,2575872,32618,50194.6%24.4%33.4%約2,380万円

23区の合計

※店舗数は区をまたいで重複するため、合計していません。

項目数値
年間の売出件数(23区合計)88,148件
売出金額の総額(23区合計)約85,800億円
23区平均の売出価格約9,734万円
全件成約したときの手数料規模(両手)約5,148億円

中野区は23区のどのあたりか

指標中野区23区での順位
売出件数2,702件18位 / 23区
取り扱い店舗数1,079店舗17位 / 23区
売出金額の総額約1,994億円19位 / 23区
平均売出価格約7,381万円14位 / 23区
マンション比率62.8%17位 / 23区
オーナーチェンジ比率18.6%11位 / 23区
大手4社シェア31.3%11位 / 23区
1店舗あたり年間手数料約1,110万円17位 / 23区

中野区を含む23区すべてを横断した比較と、会社別の23区トータルランキングは【2026年最新版】東京23区の物元不動産会社ランキング総まとめで解説しています。

まとめ

今回は中野区の物元市場を、直近1年・全物件種別で紐解いてみました。

  • 中野区の売り物件は年2,702件・1,994億円。平均7,381万円で23区の中位
  • マンション62.8%、戸建・土地で35.0%。大田区とほぼ同じ構成
  • 物元1位は三井のリハウス中野センター 137件(平均の55倍・預かり約143億円)。2位に1.5倍差
  • 中野・中野坂上の7店舗で区内シェア17.4%。2駅にほぼ集約されたシンプルな構造
  • 住友不動産販売の「本社」系4店舗で93件。新宿の本社部隊が中野区にも出ている
  • 三井不動産リアルティが件数291件・金額281億円・効率13.2件の3冠
  • 東急線が通っていない中野区では、品川・目黒・大田と逆に三井が強い
  • 野村不動産ソリューションズは30店舗で84件と苦戦(1店舗あたり2.8件)
  • 大手4社シェア31.3%(23区で11位)。年10件以上を扱う店舗はわずか35店舗

いかがでしたでしょうか?

今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに! 紐解いてほしい市区町村があれば、是非お問合せください。

データについて

  • 対象期間:2025年9月8日〜2026年9月7日(直近365日)
  • 対象エリア:東京都中野区
  • 対象種別:マンション・戸建・土地ほか全種別(種別の絞り込みなし)
  • 集計対象:ポータルサイト等に売り出された物件の元付(売主・媒介)情報 2,702件/1,079店舗
  • 金額はすべて売出価格ベース。仲介手数料は「売買価格×3%」で試算(速算式の加算・消費税は含まず)

あわせて読みたい

あなたへのおすすめ