不動産にはそれぞれ歴史があります。
昔誰が住んでいたか、どんな使われ方をしていたかなどによって、土地の価格は大きく左右されます。今の町の区画も、昭和や場合によっては江戸時代からの用途や代々の所有者の力関係で決まっていたりします。
また、地歴を前面に押し出し、価値としてバリューアップすることもできます。
つまり不動産と歴史は、密接な関係にあるのです。
営業でもその土地の歴史や、業界の歴史を知っていると営業マンとして深みがでます。
また、歴史を知っているとそれを喋れる営業マンが少ないため、権威性という意味で大きな差別化につなげることもできます。
今回は、不動産業界の歴史についてまとめてみました。
不動産業界の歴史の知識をつけることで、今より不動産業界をもっと好きになっていただければと思います。
不動産の歴史を江戸時代から紐解いていく【令和まで】
江戸時代
明治
大正
昭和
- 板橋区常盤台団地開発と民間活力による不動産業の成長
- 丸の内の主、三菱地所の誕生
- 家屋税法制定と不動産税制
- 財閥系不動産会社が続々誕生
- 住宅営団から住宅公団へ~住文化を検証
- 戦後復興と住宅政策
- 宅地建物取引業法・建築基準法の制定
- 住宅金融公庫がスタート
- 民間初の分譲マンションと61年後の建替計画
- 全日本不動産協会が設立
- 大和ハウス工業がミゼットハウスを発売
- 分譲マンション専門「大京」の誕生
- 多摩ニュータウンなど大規模ニュータウン開発
- プレハブ住宅の台頭
- アットホームの設立が不動産流通を変えた
- 全国宅地建物取引業協会連合会が設立
- 世間がビックリ中銀カプセルタワービル
- 工業化住宅性能認定制度によりプレハブが大手ハウスメーカーに
- 2×4工法がオープン化した影響は?
- 清家清から安藤忠雄まで建築家が造った住宅の系譜
- 国家プロジェクト「ハウス55」とは?
- 建築基準法が改正され「新耐震基準」となる
- 制震・免震技術開発が着手される
- バブル経済はなぜ生まれたのか?
- バブル期の不動産業界
- バブル崩壊により消えた企業
平成~令和
- 新世代木造住宅により在来木造工法が復活
- 「土地神話」はこうして誰も信じなくなった
- 兵庫県南部地震が「新耐震基準」の常識を変えた
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律が成立
- キラーパルスの発見により耐震基準が見直される
- 建築業界を震撼させた耐震偽装事件の本質
- 富士ハウスとアーバンエステートが倒産した理由
- リーマンショックと不動産業界の倒産
- 瑕疵担保履行法により10年保証が厳格化
- 競売物件の減少と任意売却物件の増加
- 新築から中古・リフォームへ住宅産業の潮流が変化
- 不動産大手の現在と新興デベロッパーの登場
- 中古住宅とホームインスペクション
- サブリースから浮かび上がる危ういビジネスモデル
- 重要事項説明におけるハザードマップの位置づけ
- 民法改正により「瑕疵担保」の概念が変わる