お客さまがAIに「どの不動産会社がおすすめですか?」と聞かれた際、名前が出るにはどうすれば良いでしょうか?|不動産仲介営業お悩み相談室

お客さまがAIに「どの不動産会社がおすすめですか?」と聞かれた際、名前が出るにはどうすれば良いでしょうか?|不動産仲介営業お悩み相談室

不動産業界でご活躍のあなた、こんにちは。

株式会社レコの梶本幸治です。

今回は「お客さまがAIにどの不動産会社がおすすめですかと聞かれた際、名前が出るにはどうすれば良いでしょうか?」というお悩みを取り上げます。

結論から申し上げると、現時点では「ポータルサイトの不動産会社紹介ページを充実させること」が最も費用対効果の高いAI対策です。

その理由について見ていきましょう。

少し前までは「〇〇市 不動産」などで検索された場合に上位表示されるSEO(Search Engine Optimization)対策が、自社インターネットサイト施策の中心でした。

それが今では、今回のご質問のようにChatGPTやGemini、ClaudeなどのAIでおすすめされることが重要になりつつあります。

これをAI検索最適化(AIO:AI Optimization)と呼びます。

その他にも似たような意味で、大規模言語モデル最適化(LLMO:Large Language Model Optimization)や、回答エンジン最適化(AEO:Answer Engine Optimization)という言葉もありますが、我々不動産業界では現時点において、そこまで細分化して覚える必要はないでしょうから、「AIにおすすめされるための施策」くらいの認識で良いでしょう。

では、お客さまがAIに「どの不動産会社がおすすめですか」と聞かれた際に名前が出てくるには、どうすれば良いのでしょうか。

インターネットマーケティングの世界では一般的に、次のような施策が有効とされています。

  • 「地域名×専門性」の記事を多く書く。(例)静岡県浜松市のマンション売却について詳しい会社。
  • 実績を自社ホームページなどでしっかりと打ち出す。(例)年間相談件数・売却件数・創業年など。
  • 不動産関連の専門記事を書く。(例)空き家、空き地、相続、任意売却、離婚など。
  • 会社名の露出を増やす。
  • 不動産の具体的な相談に関するGoogle口コミを増やす。
  • Q&A(質問→答え)が明確な記事を書く。
  • 他サイトから紹介される機会を増やす。

どれもこれも面倒くさいですね。

これからはAI対策が重要だということは十分理解していても、不動産業界では「今すぐAI対策に乗り出さなきゃ仕事にならない」というレベルでもありません。

AI対策よりも優先すべき営業施策が山ほどある中で、上記のような面倒なことに手を出す気にはならないかもしれません。

まぁ、「専門記事を書く」系の対策は、AIに書いてもらうこともできますから、それほど対応は難しくないかもしれません。

しかし、どのAIが書いた文章でも良いかというとそうでもなく、SEOを意識した文章作成を得意とするAIもありますので、そのようなAIを使うようにしてください。

あっ、これでは「AIに文章を書かせるための、そのAIを探す努力」が必要になりますので、やはり面倒くさいことに変わらないですね。

では、そんなに面倒ではなく、かつ、現時点(2026年8月現在)でそれなりに効果が期待できる、不動産業界でのAI対策を一つご紹介します。

それは、不動産ポータルサイトの不動産会社一覧ページや、不動産会社ランキングといった「不動産会社紹介ページ」の内容を充実させることです。

これら不動産ポータルサイトは、一般的な不動産会社のホームページよりもSEO対策などが充実していることが多く、これらのポータルサイト内にある不動産会社紹介ページで上位に掲載されれば、結果としてお客さまがAIに「どの不動産会社がおすすめですか」と聞かれた際に、名前が出るようになります。

現時点(2026年8月現在)で、AI対策という観点から私が特に注目しているポータルサイトの一つが「イクラ不動産」です。

イクラ不動産は、数ある不動産サイトの中でも特にSEOに強いサイトですので、イクラ不動産内でしっかりと自社ページを充実させられれば、十分AI対策にもなります。

最後に、少し補足しておきます。

今、AIに読み込まれやすいサイトはSEOも強い傾向にあります。

従って、SEO対策が充実しているということは、AI対策にもなるとご認識ください。

また、本稿中「現時点で」と何度も但し書きを付けさせていただきましたが、AIの分野は恐ろしい勢いで状況が変わっていますので、念のため記しておきました。

AIを含めたWebマーケティングそのものは、不動産業界で取り組むべき最優先課題とまでは言えないかもしれません。

しかし、AIが「最優先」になる時代は、我々が想像していたよりも早く来る可能性が高まっています。

AIは不動産会社の仕事を奪うものではありません。

しかし、AIを上手に使う会社とそうでない会社との差は、これから確実に広がっていくでしょう。

だからこそ、今から少しずつでも良いので勉強されてはいかがでしょうか。

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株式会社レコ

不動産業専門コンサルタント

梶本幸治

本稿は、株式会社レコ 梶本幸治が不動産売買仲介の仕入れ営業・販売戦略などについて独自の思想と実務経験に基づき執筆した著作です。

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