福岡県で不動産開業・独立したい方が知っておきたい5つのデータ

2023年5月12日

これから福岡県で不動産会社を開業しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

不動産業界では毎年5,000社以上の企業が開業しており、一方で廃業は4,000社以上したりしております。

本記事では一般財団法人不動産適正取引推進機構が公開している「令和 2 年度末宅建業者と宅地建物取引士の統計について」を元に、これから福岡県で不動産開業される方が知っておきたいデータをまとめてご紹介いたします。

本記事でわかるデータは以下の5つとなります。

実務や売上げに直結するものではありませんが、福岡マーケットで開業する上での是非参考にしてください。

本記事のデータに関する注意点

福岡県の知事免許のみを対象としており、国土交通大臣免許のデータは含まれておりません。
宅地建物取引業者の免許を取得している事業者の数字ですので、業種（売買仲介・賃貸仲介・管理・投資）ごとには分かれておりません。

不動産未経験で開業を目指されている方はまずは不動産未経験でも独立開業は可能なのか？【2つの壁があります】をご覧ください。

福岡県では令和2年末までで5,533の不動産事業者があります。

不動産業界は毎年多く開業・廃業していきます。

福岡県では個人・法人を含めて334件の不動産事業者が開業しています。

福岡県では開業が334社に対して、廃業が189件となります。

福岡県では18,597人の不動産従事者がいるとされており、1業者あたりに平均3.4人在籍にしている計算となります。

また専任宅地建物取引士の人数は7,382人、1業者あたりに平均1.3人在籍

※あくまでも平均値となり、個人事業主もデータに含まれています。

またそれぞれの在籍人数の分布は以下の通りとなります。

※従業員数不明の業者は除く

不動産開業をする際には資本金を設定しますが、基本的には1000万円を超えない資本金を設定するのが一般的です。

福岡県の事業者は以下のような資本金を設定しています。

※株式会社のみカウント

福岡県で不動産団体に加入するなら「全宅」「全日」

不動産会社を開業するなら不動産団体「全国宅地建物取引業協会」「全日本不動産協会」いずれかに加盟することをおすすめします。

不動産会社の開業には営業保証金1000万円が必要になりますが、不動産団体に加盟し、"弁済業務保証金を60万円"支払うことで、営業保証金1000万円を供託することなく開業することができます。

それぞれの加盟金は以下の通りとなります。