町田駅周辺の再開発検討開始、コンセプトは「NEW MORINO」
JR横浜線と小田急線が交差する東京都町田市の拠点、町田駅周辺で大規模な再開発に向けた動きが加速しています。
駅西口の商業エリアから広大な住宅団地まで、複数のプロジェクトが連動する形で検討が進められており、街の風景が大きく塗り替えられようとしています。
本記事では、現在進められている再開発の計画概要や、注目のコンセプト「NEW MORINO」について詳しく解説します。
小田急町田駅西口エリアの再整備と西友周辺の動向
「NEW MORINO」まちづくり構想の対象範囲
小田急町田駅の西口付近では、西友町田店を含めた約0.49ヘクタールの区域を対象とした再開発の協議が本格化しています。
2021年7月には、森野一丁目南地区市街地再開発準備組合が設立されました。
駅至近という極めて利便性の高い立地を活かし、どのような商業機能や都市機能が集積されるのか、今後の具体的な整備計画に大きな期待が寄せられています。
森野住宅の建て替えと5.5ヘクタールの巨大まちづくり構想
駅周辺の商業エリアだけでなく、居住エリアでも大きな変革が予定されています。
東京都住宅供給公社は、11棟432戸を抱える森野住宅の建て替えを目指し、基礎調査を開始しました。
これに合わせ、町田市は2022年12月に、森野住宅を含めた約5.5ヘクタールという広大な区域を対象とした「森野住宅周辺地区まちづくり構想」を策定しました。
2021年からすでに地権者や建物所有者を対象とした勉強会やアンケートが実施されており、魅力ある商業施設の集積など、地域一体となった街づくりの検討が進められています。
次世代の街づくりコンセプト:NEW MORINO
今回の再開発プロジェクトにおいて、重要な指針となっているのが「NEW MORINO」というコンセプトです。
町田市はこのエリアを単なる住宅地や商業地として再生させるのではなく、複数の視点から多角的な街づくりを目指しています。検討の柱となっているキーワードは以下の通りです。
・住む・暮らす:快適な居住環境の整備 ・にぎわう・満たす:商業機能の充実 ・過ごす・憩う:市民がリラックスできる空間作り ・防災:安全・安心な都市基盤の構築 ・交通基盤:スムーズな移動を実現するネットワーク
これらの視点に基づき、市街地整備の具体的な方向性が探られています。
多摩都市モノレール延伸がもたらす高い利便性と期待
町田駅周辺の価値をさらに高めると期待されているのが、多摩都市モノレールの延伸計画です。
モノレールの延伸により、原町田大通りの利便性が飛躍的に向上することが見込まれています。交通の結節点としての機能が強化されることで、周辺エリアへの経済波及効果や、新たな住民・企業の流入も期待されており、再開発計画を後押しする大きな要因となっています。
今後のスケジュールと地権者による検討の行方
今後の展開として、2023年度以降も引き続き地権者による街づくり勉強会が開催される予定です。
また、各関係者や関係機関との間で、具体的な整備手法の選定やスケジュールの調整が進められていきます。町田駅という既存の賑わいに、新しい住環境と交通インフラがどう融合していくのか、今後の進捗から目が離せません。
出典:建設通信新聞(一部改変)
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