本データは台東区で2018年1月～12月にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建のデータを基に算出しています。
注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。
①台東区のマーケット情報
まず台東区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。
取り扱い不動産会社（店舗）数：877店舗
※2018年中に台東区で1件でも物件を預かった不動産会社数
台東区では1年間2,794件の物件が売りに出ていました。
月々でみると、232件売り出されている計算です。
業者数が877社いるため、1店舗あたり4か月に1件、物上げができている計算になります。
また、売出金額の総額が1,000億円。
すべての物件が成約しているわけではないと思いますが、仮に全件成約するとして、両手取引で60億円の市場規模があります。
1店舗あたり、台東区で年間680万円の手数料が稼げる計算です。
②台東区の物元最強店舗はどこか
それでは、具体的に台東区で物元として強い店舗はどこでしょう？
店舗ごと媒介件数のランキングを作成しましたので、下記ご覧ください。
1位は東急リバブルの上野センター
1位は東急リバブルの上野センターでした。
年間168件も物上げしています。
台東区だけで月に14件以上、新規物上げをしている計算になります。（すごい！）
預かり金額も台東区だけで71億円あるため、全件片手だとしても約2.1億円の仲介手数料が見込めている状況です。
営業マン一人あたりで見ると？
それでは営業マン一人あたりに換算するとどうでしょう？
店舗のページを確認したところ、営業スタッフは16名いました。※2019年10月現在。
https://www.livable.co.jp/branch/ueno/staff/
その為、営業一人当たりに換算すると、年間媒介数10件/人、年間手数料見込み1,300万円/人（片手）という計算になります。※全件成約を前提
もちろんこれ以外にも、両手取引や、客付けでの契約、補足できていないデータがあるため、実際はもっと手数料は稼げていると思います。
③台東区では大手はどこが強いの？
最後に会社単位で物元市場を見るとどうでしょう？
必然的に大手不動産会社のみになりますが、ランキングを作ってみました。
会社単位で見ると住友不動産販売が台東区最強
会社単位で見ると、住友不動産販売が1位でした。（住友不動産販売の中で、台東区で物件を取り扱っているのは55店舗あります）
預かり総額が135億あるので、仲介手数料見込みが台東区だけで年間4億円あります（片手計算）。
また、1店舗あたりで見ると、4億円÷55店舗で年間720万円の仲介手数料が台東エリアだけで、見込めていることになります。
尚、台東区全体の1店舗あたりの平均が680万円/年なので、店舗あたりで見ると平均より多いことが分かります。
まとめ
今回は台東区の物元市場を紐解いてみました。
いかがでしたでしょうか？
今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに！
紐解いてほしい市区町村があれば、是非お問合せください。
