杉並区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

本データは杉並区で2018年1月~12月にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建のデータを基に算出しています。

注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。

①杉並区のマーケット情報

まず杉並区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。

杉並区,物元不動産
※杉並区2018年1月~12月の売出物件データ

取り扱い不動産会社(店舗)数:1,149店舗
※2018年中に杉並区で1件でも物件を預かった不動産会社数

杉並区では1年間4,714件の物件が売りに出ていました。
月々でみると、392件売り出されている計算です。

業者数が1,149社いるため、1店舗あたり3か月に1件、物上げができている計算になります。

また、売出金額の総額が2500億円。
すべての物件が成約しているわけではないと思いますが、仮に全件成約するとして、両手取引で150億円の市場規模があります。

1店舗あたり、杉並区で年間1,300万円の手数料が稼げる計算です。

②杉並区の物元最強店舗はどこか

それでは、具体的に杉並区で物元として強い店舗はどこでしょう?
店舗ごと媒介件数のランキングを作成しましたので、下記ご覧ください。

千代田区,物元不動産
杉並区の店舗ごとの媒介数

1位は同率で三井のリハウス荻窪センターと東急リバブルの荻窪センター

1位は同率で三井不動産リアルティの三井のリハウス荻窪センターと東急リバブルの荻窪センターでした。

年間198件も物上げしています。
杉並区だけで月に16件以上、新規物上げをしている計算になります。(すごい!)

三井のリハウス荻窪センターを見ると、預かり金額も杉並区だけで132億円あるため、全件片手だとしても約3.9億円の仲介手数料が見込めている状況です。

営業マン一人あたりで見ると?

それでは営業マン一人あたりに換算するとどうでしょう?
三井のリハウス荻窪センターの店舗のページを確認したところ、営業スタッフは16名いました。※2019年10月現在。

https://www.rehouse.co.jp/store/ogikubo/agent/

その為、営業一人当たりに換算すると、年間媒介数12件/人、年間手数料見込み2,400万円/人(片手)という計算になります。※全件成約を前提

もちろんこれ以外にも、両手取引や、客付けでの契約、補足できていないデータがあるため、実際はもっと手数料は稼げていると思います。

③杉並区では大手はどこが強いの?

最後に会社単位で物元市場を見るとどうでしょう?
必然的に大手不動産会社のみになりますが、ランキングを作ってみました。

千代田区,物元不動産
大手不動産会社の媒介数ランキング

会社単位で見ると住友不動産販売が杉並区最強

会社単位で見ると、住友不動産販売が1位でした。(住友不動産販売の中で、杉並区で物件を取り扱っているのは39店舗あります)

預かり総額が400億あるので、仲介手数料見込みが杉並区だけで年間12億円あります(片手計算)。
また、1店舗あたりで見ると、12億円÷39店舗で年間3,000万円の仲介手数料が杉並エリアだけで、見込めていることになります。

尚、杉並区全体の1店舗あたりの平均が1,300万円/年なので、店舗あたりで見ると平均より多いことが分かります。

まとめ

今回は杉並区の物元市場を紐解いてみました。
いかがでしたでしょうか?

今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに!

紐解いてほしい市区町村があれば、是非お問合せください。

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