【2026年最新版】千代田区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

【2026年最新版】千代田区の物元不動産会社ランキングを紐解いてみた

本データは千代田区で 2025年9月~2026年9月(直近1年間) にかけて、ポータルサイト等に売り出されたマンション・土地・戸建(全物件種別)のデータを基に算出しています。

注意ポータルサイトに出てこない情報に関しては、補足できていない可能性があるため実際の数字と乖離がある可能性があります。予めご了承ください。

本記事の目次

  1. 千代田区のマーケット情報
  2. 千代田区の物元最強店舗はどこか
  3. 千代田区では大手はどこが強いの?
  4. 東京23区を並べてみる
  5. まとめ

①千代田区のマーケット情報

まず千代田区でどれくらい、不動産取引が行われているかを見てみましょう。

※千代田区 2025年9月~2026年9月の売出物件データ

※直近1年間に千代田区で1件でも物件を預かった不動産会社(店舗)数

項目数値
取り扱い不動産会社(店舗)数587店舗
年間の売出件数1,257件
月あたり売出件数約105件
売出金額の総額約2,326億円
平均売出価格約1億8,501万円
1店舗あたり年間件数2.1件(約5.6か月に1件)

千代田区の売出件数は年1,257件。月々でみると105件しかありません。23区で最も少ない数字です(これまでの最少は荒川区の1,703件)。皇居と官公庁・オフィス街が区の大半を占めるので、当然といえば当然です。

ところが、平均売出価格は1億8,501万円。前回1位だった文京区(1億554万円)の1.75倍、葛飾区(4,632万円)の4倍です。

その結果、件数は23区で最少なのに、売出金額の総額は2,326億円と23区で8位まで上がります。

仮に全件成約するとして、両手取引で約140億円の市場規模。1店舗あたりに直すと年間約2,380万円で、これは23区で4位です(1位は港区の約5,310万円)。

「数はないが、1件が桁違いに重い」——千代田区は極端にそちらへ振り切った市場です。

マンション94.6%。戸建は年間9件しかない

マンションが94.6%。これまで最高だった江東区(85.5%)を大きく上回ります。

種別件数構成比
マンション1,189件94.6%
土地33件2.6%
戸建9件0.7%
その他・不明26件2.1%

そして目を引くのが戸建が年間9件しかないこと。23区でここまで戸建が存在しない区は他にありません(戸建比率0.7%は23区で最下位)。千代田区で家を買う=マンションを買う、ということです。

オーナーチェンジ物件は307件(24.4%)で、これは23区で3位。番町・麹町の高額住戸から神田・秋葉原の投資用ワンルームまで、投資マーケットが厚い区です。

取引態様の内訳

一般媒介23.9%は23区で3位です。文京区(20.0%)でも「高額物件ほど複数社に声をかける」と書きましたが、千代田区ではその傾向がさらに強く出ています。

態様件数構成比
専任媒介474件37.7%
一般媒介301件23.9%
売主267件21.2%
専属専任媒介190件15.1%

②千代田区の物元最強店舗はどこか

千代田区 店舗別 物元ランキング TOP20

順位不動産会社(店舗)件数平均価格
1東急リバブル 御茶ノ水センター52件8,872万円
2東急リバブル グランタクト市ヶ谷38件3億4,867万円
3三井のリアルプラン 番町サロン29件3億7,285万円
4住友不動産販売 ステップ日本橋営業センター1課23件8,420万円
5野村の仲介+ 御茶ノ水営業部22件1億5,322万円
6信義房屋不動産22件1億6,201万円
7東急リバブル 四谷センター22件1億1,358万円
8三井のリハウス 飯田橋センター21件1億7,810万円
9東急リバブル 投資マンション推進課14件3,759万円
10三菱地所ハウスネット 番町営業所14件4億1,676万円
11大京穴吹不動産 飯田橋店13件1億2,786万円
12未来都市開発13件1億760万円
13野村不動産ソリューションズ レアリア東京12件5億1,345万円
14三井のリハウス 上野センター11件1億7,893万円
15ゼニアス10件4億7,938万円
16ランドネット10件5,193万円
17住友不動産販売 ステップ日本橋マンションプラザ8件2億8,355万円
18住友不動産販売 ステップ本社マンションプラザ8件3億131万円
19野村の仲介+ 飯田橋センター8件2億4,469万円
20東京建物不動産販売 リテール営業部8件2億9,660万円

件数1位は東急リバブル御茶ノ水センター。ただし52件

1位は東急リバブル御茶ノ水センターで年間52件。千代田区の1店舗あたり平均が年2.1件ですから平均の24倍ですが、絶対数としては23区で最も小さい1位です(台東区の東急リバブル上野センターは226件、豊島区の三井のリハウス池袋センターは156件)。

物件の絶対数が1,257件しかないので、1店舗が100件超を取ることは構造的に起こりません。千代田区は「件数で勝つ区」ではないわけです。

金額で並べ替えると順位が入れ替わる

千代田区は預かり「金額」で見ないと実態がつかめません。主要店舗の預かり総額を計算すると、こうなります。

店舗件数平均価格預かり総額
東急リバブル グランタクト市ヶ谷38件3億4,867万円約133億円
三井のリアルプラン 番町サロン29件3億7,285万円約108億円
野村不動産ソリューションズ レアリア東京12件5億1,345万円約62億円
三菱地所ハウスネット 番町営業所14件4億1,676万円約58億円
ゼニアス10件4億7,938万円約48億円
東急リバブル 御茶ノ水センター52件8,872万円約46億円

件数1位の御茶ノ水センター(52件)より、38件のグランタクト市ヶ谷のほうが預かり金額は約3倍。全件片手だとしても、グランタクト市ヶ谷1店舗で約4億円の仲介手数料が見込めます。

「グランタクト」は東急リバブルの、「リアルプラン」は三井不動産リアルティの、「レアリア」は野村不動産ソリューションズの——いずれも富裕層向けの別ブランドです。千代田区の上位は、大手仲介の“通常店舗”ではなく“富裕層専門店”が占めているというのが、ほかの区とまったく違う点です。

6位に台湾系の信義房屋不動産

6位の信義房屋不動産(22件・平均1億6,201万円)は台湾大手の日本法人です。23区を通じて、外資系がTOP10に入ったのは千代田区が初めてになります。

③千代田区では大手はどこが強いの?

千代田区 会社別 物元ランキング TOP10

※「稼働店舗数」=直近1年間に千代田区の物件を1件でも預かった、その会社の店舗数

順位不動産会社稼働店舗数件数預かり総額
1東急リバブル21店舗154件231億円
2三井不動産リアルティ(三井のリハウス/リアルプラン)30店舗114件309億円
3住友不動産販売(ステップ)25店舗78件106億円
4野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+)20店舗74件173億円
5大京穴吹不動産9店舗30件39億円
6信義房屋不動産1店舗22件36億円
7三菱地所ハウスネット6店舗21件83億円
8ランドネット4店舗18件8億円
9三井住友トラスト不動産10店舗14件24億円
10未来都市開発1店舗13件14億円

件数1位は東急リバブル、金額1位は三井

件数では東急リバブルが154件で1位。ただし預かり金額は三井不動産リアルティが309億円で1位(東急リバブルは231億円)。三井は件数2位ながら、番町サロンの3億7,285万円が効いています。

店舗あたり効率は、東急リバブル21店舗で154件=7.3件、三井不動産リアルティ30店舗で114件=3.8件、野村3.7件、住友3.1件。豊島区に続いて2区連続で、東急リバブルが効率1位です。

また、23区を通じて初めて三菱地所ハウスネットが預かり金額でTOP10入り(83億円・7位)しました。番町営業所の平均4億1,676万円が押し上げています。

大手仲介4社(三井・住友・東急・野村)の合計は420件、区内シェア33.4%。江東区(37.0%)に次ぐ2位で、大手が非常に強い区です。

なお、千代田区で物件を扱った587店舗のうち、380店舗(64.7%)は年間1件だけ。年10件以上を扱っているのはわずか16店舗で、これは23区で最少です。

④東京23区を並べてみる

東京23区すべてを同じ条件(直近1年・全物件種別)で調べましたので、一覧にしておきます。千代田区の行を太字にしています。売出件数の多い順です。

区売出件数店舗数総額(億円)平均価格(万円)マンション比率OC比率大手4社シェア1店舗あたり年間手数料
世田谷区6,9651,8427,28910,46558.8%12.3%38.4%約2,370万円
港区5,8551,65014,60424,94293.4%18.6%34.3%約5,310万円
練馬区5,2551,4693,2596,20146.5%12.2%34.4%約1,330万円
大田区5,2161,5303,3306,38463.6%20.8%28.6%約1,310万円
江東区5,1361,3644,5178,79485.5%15.0%37.0%約1,990万円
新宿区5,0261,6744,9049,75783.9%26.8%27.9%約1,760万円
足立区4,9001,4192,3684,83349.7%8.8%22.4%約1,000万円
板橋区4,5351,4322,3545,19167.0%18.8%26.8%約990万円
杉並区4,4611,3683,5778,01852.4%14.2%34.8%約1,570万円
品川区4,0001,2784,06910,17281.9%18.2%31.8%約1,910万円
中央区3,9691,2435,34213,45894.8%20.2%34.7%約2,580万円
渋谷区3,7151,2686,60817,78886.1%20.7%31.7%約3,130万円
江戸川区3,7041,0982,2636,11039.5%3.6%25.4%約1,240万円
葛飾区3,2381,1441,5004,63248.6%11.4%22.0%約790万円
豊島区3,1721,2162,4967,87171.3%23.5%27.1%約1,230万円
台東区2,8541,1012,2217,78381.0%23.9%26.8%約1,210万円
文京区2,7021,0192,85210,55479.8%18.1%31.0%約1,680万円
中野区2,7021,0791,9947,38162.8%18.6%31.3%約1,110万円
目黒区2,6719883,78014,15069.5%14.5%34.5%約2,300万円
墨田区2,6209781,5315,84376.3%26.9%25.7%約940万円
北区2,4929841,5356,15864.3%15.0%25.0%約940万円
荒川区1,7037841,0816,35065.6%12.4%24.3%約830万円
千代田区1,2575872,32618,50194.6%24.4%33.4%約2,380万円

23区の合計

※店舗数は区をまたいで重複するため、合計していません。

項目数値
年間の売出件数(23区合計)88,148件
売出金額の総額(23区合計)約85,800億円
23区平均の売出価格約9,734万円
全件成約したときの手数料規模(両手)約5,148億円

千代田区は23区のどのあたりか

指標千代田区23区での順位
売出件数1,257件23位 / 23区
取り扱い店舗数587店舗23位 / 23区
売出金額の総額約2,326億円16位 / 23区
平均売出価格約18,501万円2位 / 23区
マンション比率94.6%2位 / 23区
オーナーチェンジ比率24.4%3位 / 23区
大手4社シェア33.4%8位 / 23区
1店舗あたり年間手数料約2,380万円4位 / 23区

千代田区を含む23区すべてを横断した比較と、会社別の23区トータルランキングは【2026年最新版】東京23区の物元不動産会社ランキング総まとめで解説しています。

まとめ

今回は千代田区の物元市場を、直近1年・全物件種別で紐解いてみました。

  • 千代田区の売り物件は年1,257件。件数は23区で最少
  • しかし平均1億8,501万円は港区に次ぐ23区で2位。総額2,326億円で8位まで上がる
  • 1店舗あたり年間手数料 約2,380万円は23区で4位
  • マンション94.6%、戸建は年間9件だけ。OC比率24.4%も11区最高
  • 件数1位は東急リバブル御茶ノ水センター(52件)。ただし23区で最も小さい1位
  • 金額で見ると1位はグランタクト市ヶ谷(38件・預かり約133億円)。番町サロン、レアリア東京と、上位は大手の“富裕層専門ブランド”が占める
  • 6位に台湾系の信義房屋不動産。23区で初めて外資系がTOP10入り
  • 大手4社シェア33.4%は江東区に次ぐ2位。豊島区に続き東急リバブルが効率1位

いかがでしたでしょうか?

今後も不定期ではありますが各市区町村ごと紐解いていこうと思ってますので、お楽しみに! 紐解いてほしい市区町村があれば、是非お問合せください。

データについて

  • 対象期間:2025年9月8日〜2026年9月7日(直近365日)
  • 対象エリア:東京都千代田区
  • 対象種別:マンション・戸建・土地ほか全種別(種別の絞り込みなし)
  • 集計対象:ポータルサイト等に売り出された物件の元付(売主・媒介)情報 1,257件/587店舗
  • 金額はすべて売出価格ベース。仲介手数料は「売買価格×3%」で試算(速算式の加算・消費税は含まず)

あわせて読みたい

あなたへのおすすめ