【不動産会社向け】脱ポータルとは?どのように実現するべきか?

昨今、不動産会社様から「脱ポータルサイト」というフレーズをよく聞きます。

状況を詳しく聞くと

  • 「集客の9割以上がポータルサイト」
  • 「年々ポータルサイトの広告費用が上がっている」
  • 「そのため利益が減っている」

と、ポータルサイトに集客のほとんどを依存しており、値上げされても文句を言えない状況があるようです。

そのため、危機感から「脱ポータルサイト」を掲げ、手を打っていますが中々うまくいっていないのが実情です。

本記事では不動産会社の至上命題である「脱ポータルサイト」にどんな方法があるか、どのように実現すればいいかを解説します。

そもそも「脱ポータルサイト」とはどういう意味?

 脱ポータルサイトは「ポータルサイトからの集客依存を脱却する」という意味です。

多くの不動産会社は集客のほとんどをポータルサイトに依存しているため、少しでも依存比率を下げるためポータルサイト以外からの集客を行うことを指します。

なお、ここで気を付けてほしいのはポータルサイトからの集客をゼロにするという意味ではないことです。

ポータルサイト自体はエンドユーザーメリットが大きく、非常に優秀な集客媒体であるのは間違いありません。

ただ、一方的な値上げや条件交渉に立ち向かうために、ポータルサイト以外の集客経路を確保しておくというのが、「脱ポータルサイト」の本当の意味合いとなります。

脱ポータルとは費用をかけないことではない

誤解されがちですが、脱ポータルは「集客に費用をかけない」という意味ではありません。

ポータルサイト以外から集客するために、当然費用が掛かってきます。

脱ポータルはどのように実現するか?

ではどのように「脱ポータルサイト」を実現すればいいのでしょうか?

代表的な方法として下記4つが挙げられます。

  • 紙媒体からの集客
  • WEB集客
  • 紹介営業
  • 源泉営業

1つずつ深堀していきます。

紙媒体からの集客

「脱ポータルサイト手法」一つ目は「紙媒体」です。

不動産業界の伝統的な集客手法「チラシ」や「DM」からの集客を指します。

大手不動産会社が徐々に紙からWEBに移行しており「オワコン」と言われてしますが、だからこそ競合が減っておりチャンスがあります。

以下、実際に成功した不動産会社のやり方です。

広告掲載可物件を1件1件ピンポンしてチラシを渡す

広告掲載可物件をポータルサイトに載せても、何十社も競合がいて中々反響が鳴りません。

その中で目立たせるために色々なオプションをつけ、毎月の請求がとんでもないことになるというのを経験されたことがあるのではないのでしょうか?

とある福岡の不動産会社A社はその状況を打破するため、敢えてポータルサイトに載せずチラシでの広告を行いました。

ただ、周辺エリアへは元付が先行して配布していることがほとんど。

そのため、A社は物件周辺のお宅へ一軒一軒ピンポンしてチラシを手配りしました。

そうすると、

「急いでは無いけど再来年の子供の進学に合わせてどうしようか考えたた」
「息子夫婦を近くに呼びたいんだよね」
「あのエリアで〇〇万円で売れるなら私も売ってみようかしら」

など、具体的なお話がポンポン出てきました。

チラシやポータルに限らず広告を見て行動に移せるのは検討後期の「顕在層」。

そこを取りに行くためには多大な労力とコストが必要となります。

ただ、届ける手法を少し変えるだけで、検討前期の「潜在層」にアプローチできることも。

近隣で同様のことをしている不動産会社がいないのであれば、一度お試しいただく価値はあるかもしれません。

タワーマンションに「空き家買い取ります」のDM送付

タワーマンションは価格も安定していて買い手も多く、媒介をお預かりできると売上が見込める

安定媒介です。

ただ、その分ライバルも数多く強力です。

そんな中、大阪で数人で営業する不動産会社B社は普通の売り求ではなく、「地方の空き家買い取り」の訴求でタワーマンションの媒介を預かることに成功しました。

一見すると意味が分からないかもですが、タワーマンションは地方から出てきたエリートサラリーマンが多く住んでいます。

そのため、ご両親がホームに入ったりご相続が発生した際に、実家の処分について悩む可能性が一定発生します。

ただ、地元の不動産会社につては無く、現在の住まいの不動産会社も取り扱えないと思っているため、どこに相談すればいいかわかってないケースが多々あります。

そのため、「地方買取」訴求が一定数刺さるわけです。

もちろん地方物件では利益が出ないことが多いですしリスクもあるため、本命はタワマンの売却を預かること。

「地方買取」から高属性サラリーマンの不動産相談窓口として入り込み、関係性を保ち続けることとで本命のタワマンをお預かりするチャンスが出てきます。

(買い替えになるケースも多いです)

リスクはある手法ですが、地方物件も販売ルートを作ることができれば、案外利益が出るものです。
(物件によるという大前提はありますが)

手をこまねいているのであれば、一度お試ししてみてはいかがでしょうか?

WEB集客

次の「脱ポータルサイト手法」は「WEB集客」です。

WEB集客は大きく分けて「自社HPからの集客」と「WEB広告からの集客」に分けられます。

どちらを使うにしろ、WEB集客を成功させるためには自身のエリアの競合がどれだけWEBに力(お金)をかけているかに左右されます。

SEOにしろリスティングにしろ、特定のキーワードを対策してクリックさせるという行為は変わりません。

そのため、ライバルが不在(少ない)なら少ない労力で成果を出すことが可能ですが、ライバルが多い(強い)場合、どれだけ力を入れても効果に繋がらないこともあり得ます。

そのため、WEB集客に取り掛かる前に、まず狙っているキーワードを検索した時に出てくるライバルがどれくらいいるかを確認してみましょう。

個人的には1ページ目に「FRK系列の不動産会社」「ポータルサイト運営会社」「地場大手」ばかり出てくるキーワードはあきらめたほうがいいと思います。

勝つためには並大抵ならない労力とお金がかかり、成果が出たとしても思いのほか反響が伸びないためです。

ただ、そのキーワードからの集客をあきらめるだけで、WEB集客自体をあきらめるという意味ではありません。

大手が狙わないニッチなキーワードを見つけ、そこを攻めていくのです。

具体的なWEB集客戦略

大手が良く狙うキーワードは、

「●●市 不動産売却」
「●●市 新築戸建 2000万以下」
「相続 不動産相談」
「不動産売却 税金」

など、一般的に「ビックワード」と呼ばれるものです。

このあたりは戦国時代のため、後発の我々中小地場の不動産会社は避けるべき戦場です。

大手が狙わないニッチなキーワードでいうと、

「●●市 借地権 譲渡承諾料 相場」
「自主管理マンション 売却できる?」
「●●市 年収600万 4人家族 おすすめ戸建」

など、対象がかなり少ないキーワードか、難易度の高い不動産のキーワードです。

大きな成果は望めないため、大手も対策してきません。

だからこそ後発の我々中小地場の不動産会社が勝てる市場なのです。

もちろんキーワードだけでなく、着地するページ自体も検索ユーザーを満足させる必要があり考えることは多くありますが、

まずどこの市場で戦っていくか決めないと勝機はありません。

WEB集客で「脱ポータルサイト」を目指すのであれば、どの市場で戦うかの戦略を決めてください。

紹介営業

次の「脱ポータルサイト手法」は「紹介営業」です。

紹介営業については別の記事でまとめてますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

源泉営業

最後は「源泉営業」です。

こちらも別の記事で恐縮ですが、下記ご覧いただければと思います。

【脱ポータルサイト】不動産会社様におすすめのサービス

最後になりますが、脱ポータルに活用できそうなサービスをご紹介いたします。

いずれも姉妹サイトから最新の資料を無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。

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